軽くて加工がしやすく、耐食性、熱伝導性も良い、等々、多くの理由でさまざまな用途に使われているアルミですが、その強度を増すためにいろいろな合金元素を加えたり、加工したりという方法がとられます。

T5・T6と呼ばれる方法もアルミの特性を活かすことに非常に役立ちます。

弊社の熱処理施設は、厳密な管理の元、 セラミックファイバーの保温材の利用や上・中・下3カ所別々に制御出来る温度管理など品質の均一化にすぐれています。

また、
大型の電気炉により、大量の製品を短期間で仕上げることが出来ます。

もちろん少量のロットにも、様々な設備で迅速に対応いたします。

アルミニウムの熱処理には、大きく分けると3つの種類があります。

【T6】

主にアルミニウム製品の強度を上げるために行います。車のアルミホイールなど、強度が要求される場合や、切削加工性の向上を目的に行われます。

一般的には「焼き入れ」と呼ばれ、高温から一気に水冷をする熱処理です。アルミニウムの場合にはは溶体化処理という名称を使用します。

水冷するだけで終わりにするのは「T4」という熱処理になります。そして、水冷後に「焼き戻し」を行うのが「T6」です。アルミニウムの場合には、水冷後の熱処理は「時効硬化処理」と呼ばれています。温度は、だいたい200℃前後です。

通常よりも長い時間「時効硬化処理」を行うと「過時効」になりますが、あえてその熱処理を行うのは、「T7」という熱処理です。

【T5】

主に切削加工後の変形を防止するために行います。鋳造や溶接等によって発生する残留応力を取り除くことができます。

【焼鈍】

「焼鈍(しょうどん)」「焼きなまし」は、軟化が目的になります。質別記号は「O(オー)」になります。

鍛造をする前段階で行ったり、内部のひずみを取り除きながら軟らかくしたりする目的で行います。