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群馬県邑楽郡
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夏季休業日のお知らせ

2025.07.16
夏季休業日のお知らせ

弊社の夏季休業日をご案内させていただきます。

8/13(水)~8/17(日)はお休みさせていただきます。

8/11(月)・12(火)は稼働予定となっておりますが、熱処理炉や治具・水槽などのメンテナンスを行ったり、お取引先のお客様もお休みが多いので仕事量によってはお休みや早上がりになる場合がございます。

お休み期間中にお急ぎでのアルミニウム熱処理や納品・引取りなどございましたら、早めにご連絡をいただければ、出来る限り対応をさせていただきます。ただ、運送業者様もお休みになる為、ご希望に添えない場合がございますが、宅急便でしたら出荷が可能ですので対応させていただきます。

またお休み期間中にいただいたお問合せやメールの返事が8/18(月)以降になる場合がございます。

アルミニウム製品の熱処理でお困りな事な事などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2025.07.09
安全教育について

弊社はアルミニウムの熱処理を中心に行っています。

工場の中で製品の移動や詰め替え作業があり、安全に注意をしながら作業を行っています。

毎月1回、第一水曜日の朝は安全朝礼の日です。フォークリフトやクレーンの操作に関する簡単なクイズを行ったり、安全についてのコメントを各自で発表します。

フォークリフトでは、ヘルメットを着用して急ハンドルや急発進を避け、2段積みのときにはバック走行をするようにしています。

クレーンの作業は、周囲に注意をしながら行いますが、使わないときにはフックの位置を床まで下ろすか、あるいは上まで移動させてから離れます。

また、ひとりでは無理そうな作業は声をかけあって複数人で行います。

壊れているものは直し、タコ足配線などはしないなど、工場の中の安全性を高めることについて、全員で意識を向けています。

怪我をすると、本人も大変ですし納期の遅れにも繋がります。日々の予防は、とても大切な事だと思います。

アルミニウムの熱処理に関してのご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

(記事作成:森)

2025.07.02
測定機器について

アルミニウムの熱処理において、測定機器とは温度管理・時間管理・硬さの測定・矯正作業における寸法の測定があります。

温度管理は、熱処理炉内温度を測定する熱電対、温調計によっておこなわれ記録計に記録されます。

正確に温度が測定され、それによって設定温度に保持されるようにコントロールされる必要がある為、その記録にも正確さが要求されます。

硬さ測定についても、測定機器(ロックウェル・ブリネル)が正確でなければ、熱処理をおこなった製品の合否判定が間違った結果になってしまいます。

それぞれの測定機器は、決まった周期で点検・調整・校正がおこなわれています。

定期的に測定機器をチェックすることで、精度の高い熱処理をおこなうことが出来ると考えております。

アルミニウムの熱処理について、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2025.06.25
焼鈍処理について

ここの所、「焼鈍処理」のお問合せが増えております。

焼鈍処理は、「焼きなまし」や「O材処理」とも言われております。

材質によって異なりますが、「345~415℃」くらいの温度で熱処理を行います。熱処理を行う事で硬さが柔らかくなります。その他、応力除去もされるので加工前に焼鈍処理を行い、製品を柔らかくする目的などで熱処理を行うお客様が多いです。

お問合せをいただいたお客様も曲げ加工を行うと割れてしまうそうでご相談をいただきました。そこで345℃で熱処理を行う材質でしたが、柔らかすぎても駄目という事で何回か様々な温度でテストを行い、最適な温度が決まり、量産をさせていただく事になりました。

お客様指定の温度条件がある場合には、その温度で熱処理をさせていただきます。焼鈍処理を行い、お客様で加工していただいた後に強度アップの為のT4・T6熱処理を行う事も可能です。

アルミニウム熱処理でお困りな事がございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2025.06.18
実体(実態)測定の試験について

アルミニウムの熱処理を行うときに、実際に製品の温度がどうなっているのかを調査するために実体(実態)測定を行います。

通常の熱処理では、製品ではなく炉内の空気の温度を測定していますので、その炉内温度と製品の温度はずれが生じます。

たとえば、鍋に水を入れて豆腐を温める場合、お湯の温度と豆腐の温度が完全に一致しているかどうかを考えます。

水の中に豆腐を入れて、ゆっくりと温めていくと、水と豆腐の温度はだいたい同じになります。

しかし、強火で一気に加熱すると、水は沸騰していても豆腐の中心部は90℃ぐらいだったりします。

これは、豆腐を直接加熱するわけではなく、水を加熱することによって豆腐を温めていることが主な理由です。

これと同様に、アルミニウムの熱処理を行うときも、炉内の空気が先に温まって、そのあとで製品の温度が温まっていくということになります。

それなので、実際にアルミニウムの製品に穴を開けて、そこに熱電対を入れて製品の温度を測ります。

それによって、炉内の空気の温度との差を確認することが出来ます。

また、炉の中に入れた製品も、場所によっては温度が上がりにくい場所があるため、場所による温度のバラツキを確認します。

温度のバラツキについては、製品の詰め方を変えて対処します。長い時間をかけて熱処理を行えば均等になりますので、焼鈍など長時間の加熱でも問題がない製品はそれでも良いのですが、その場合にはランニングコストが上昇します。

アルミニウムの熱処理を行う場合には、高品質と同時にコストについても考慮しながら作業を進めています。

アルミ熱処理についてのご質問等は、いつでもお気軽にご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成:森)