2011.11.17
焼鈍について
「焼鈍(しょうどん)」は「焼きなまし」とも言われ、鉄の熱処理ではよく使われる言葉ですが、アルミニウムの熱処理でも行われます。
主に鍛造などの加工前に行われることが多いのですが、大型の鋳物製品の矯正をやりやすくするために焼鈍をすることもあります。
アルミの焼鈍の場合には、10/500のブリネル硬さ試験では正確な数値が出ないことがありますので、例えば「HBで40以下」というような規格になることがあります。
温度と時間の設定については、目的が「軟らかくすること」であれば、JIS等の規格よりも短い時間で熱処理を行うことも可能です。
少量のサンプルでの試作を行うことも可能ですので、お問い合わせをいただければ幸いです。