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小丸炉での熱処理について

2017.10.25
小丸炉での熱処理について

ここ最近、ほぼ毎日、小丸炉での熱処理を行なっております。第二工場にある弊社の炉の中で一番小さな炉です。

小丸炉の有効寸法は、Φ850✕1,350mm。使用するバスケットの寸法は、Φ760✕620mm✕2段。形状にもよりますが、約300kgまでの熱処理が可能です。試作品で少量の場合や小さな製品などの処理の場合に小丸炉を使用しています。

今までは、週3回くらいの熱処理でしたが、ここ最近、小さなネジの処理をほぼ毎日行なっております。入荷時間や納期によりますが、連続で他のお客様の製品などの処理を行なっております。小さな製品で変形やキズ・ダコンを防ぐために加重がかからないように、1段ごとに専用の治具を使用し、焼入れの時にバスケットの中で治具が浮き上がらないように固定して処理を行なっております。

数が少ない場合には、空気を温めることになるのでもったいないのですが、小さな製品1個でも熱処理が可能です。試作品や少量の場合など、どのような場合でもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。宜しくお願いします。

2017.10.18
溶体化処理の水温管理について

アルミニウムの熱処理の溶体化処理の水冷は、500℃位の高温から一気に水冷却を行う作業です。

弊社の水温は、だいたい40℃~50℃に設定してあり、次に入れる製品によって水温下げる時には水を足し、水温を上げる際にはヒーターで温めています。

この度、水冷却時の水温を60℃以上で行いたいというお客様からの要望にあり、給湯器を新たに導入いたしました。

80℃で沸かした温水を水槽に常時入れる事で、水温を60℃以上に維持することが目的です。

アルミニウムにの熱処理について、不明な点などございましたら、いつでもお問合わせいただければ幸いです。

 

 

 

2017.10.11
アルミ製品の荷姿について

弊社では、アルミ製品の熱処理のご依頼を受けて製品をお預かりし熱処理を行いますが、その際に製品へのキズ防止やロット管理のために梱包した状態での入荷や出荷をさせていただいております。

場合によっては、製品を1個ずつ梱包したり、ケースに入っていることもあります。その際には、入荷した時と同じ状態で出荷できるように、写真を撮り熱処理後に同じ荷姿に戻すようにしております。

アルミニウムの板材や丸棒は、保護シートでカバーされていることもありますので、保護シートを剥がしてから熱処理を行なわなければなりません。

また、梱包を解いたり再梱包を行う時の工数がかかる場合には、梱包作業費用についてご相談させていただく場合がございます。

もちろん熱処理を行う際にも、キズやダコンには注意をして作業を行なっております。熱処理に限らず、梱包や運送等でのご相談がございましたら、どのような事でもお気軽にご相談をいただければ幸いです。

2017.10.04
大型炉での熱処理について

先週、お客様から大きい製品の熱処理の依頼がありました。毎週、2台ずつ合計8台の入荷予定です。今週、入荷したので2台で熱処理を行いました。

製品の長さは、2,700mm、重量は約600kgの大きな製品です。キズやダコンが発生しないようにクレーンを使い、注意しながら2台を治具にセットを行いました。

熱処理に使用した大型炉の有効寸法は、W2,000mm✕H1,500mm✕L3,500mmになります。T5処理の場合は、製品の形状にもよりますが、約2.5tの熱処理が可能です。T6処理の場合は、専用の治具に載せてクレーンを使用しますので製品の形状にもよりますが、約2tまで熱処理が可能です。

事前にご連絡いただければ、炉の予定を確保しておく事も可能です。また熱処理後の大きな製品の矯正作業も可能です。

大物のアルミニウム熱処理で何かございましたら、いつでもお問い合わせいただければ幸いです。宜しくお願いします。