2019.08.28
アルミ熱処理の処理量について
アルミニウムの熱処理を行いときに、お預かりした製品は電気炉の中に入れます。
そのときに、色々な入れ方がありますが、多くの場合はバスケットに製品を並べて入れています。
丸型炉の場合は、メインの炉は約1,200mmの直径のバスケットを使います。
約500mmの高さのバスケットの場合には、それを3段重ねにして1度に炉の中に入れます。
その1,200×500mmのバスケットは、巾900×長さ1,000×高さ900mmの網カゴに入っている量がちょうど入ります。
つまり、1度の熱処理で、その網カゴが3つ入る量になります。
製品によっては、空間を空けるために隙間をあけて入れることもあります。
小さな丸型炉の場合には、1度に熱処理できるのは先程の例の網カゴでいうと2/3の量になります。
四角い形の製品など、形状によってはうまく入らない場合もありますので、あくまでも参考ということになりますが、だいたいの目安としてはこのような量を1回で熱処理しています。
不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
2019.08.21
第二工場について
弊社では、第一工場から車で約3分の場所に第二工場があります。
第二工場には、中型角型炉3台・小丸炉3台・水槽1台の熱処理設備があります。
中型角型炉の有効寸法は、W1,500×H1,830×L2,000mm 2台
W1,500×H1,830×L2,400mm 1台
中型角型炉では、ダイキャストの自動車部品のT5処理を毎日行っております。
小丸炉の有効寸法は、Φ850×1,350mmで実際に使用している熱処理治具は、Φ760×620mm×2段です。
製品の形状にもよりますが、1度に約300Kgまで熱処理が可能です。
第二工場には場内に大型ウイング車も入れますので、悪天候の日の積み下ろしも心配ありません。
工場見学はいつでも出来ますのでお気軽にご連絡いただければ幸いです
よろしくお願いいたします。
2019.08.07
アルミ製品の梱包について
アルミニウムの熱処理の業務には、製品の運搬についても考慮しています。
お客様によっては、網カゴに入れて納品と引取を行ってくださるところもあります。
また、宅急便や運送会社、持ち込みなどもありますし、弊社のトラックでの運搬もあります。
梱包の状態で気をつけることは、網カゴではなく板パレなどに載せた場合に荷崩れが置きないようにすることや、雨に濡れないようにすることとなります。
基本的には、弊社に到着した状態の荷姿で送り出すようになります。
ロットごとに分けられている場合にも、その状態で出荷いたします。
袋や箱にきれいに並べられて納品されたものについては、極力同じ荷姿にするようにしておりますが、袋などにうまく入りきれない場合などには別の袋を追加させていただくようなこともあります。
また、保護シールがついている板や丸棒、パイプなどは熱処理で溶けてしまうためにシールを取って加熱する関係上、出荷時にこちらでどのように梱包するかをご相談させていただいております。
それぞれの会社で独自の管理システムがありますので、扱う製品の梱包の状態はバラバラですが、すべてに対応しながら作業を行っております。
アルミ熱処理のご相談は、梱包等を含めていつでもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。
よろしくお願い致します。