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量産前の試作について

2023.10.22
量産前の試作について

アルミニウム熱処理で、試作品の熱処理をお願いされることがあります。

例えば、アルミニウム製品を熱処理した場合の変形等の影響を知りたいときには、2個から10個て程度で、熱処理後に加工工程をおこなう試作のときには、30個から100個程度で処理を行うことが多いです。

また、熱処理条件を調べる為には温度と保持時間を変えながら複数回熱処理をおこないます。

熱処理条件を調べる試作は、製品に直接、温度測定用のセンサー(熱電対)を取り付けて、3ヶ所から12ヶ所程度を測定して、最適な温度条件を探していく作業を行います。

その際、温度の測定場所によりバラツキがある場合は、治具への製品の詰め方を変更しながら熱処理条件を探します。

したがって、量産開始のときは、温度測定試験の結果をもとに製品の詰め方、設定温度、保持時間を決定し、作業標準書を作成してそれに従って作業をする事になります。

アルミニウム熱処理に関して、色々なご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2023.10.18
矯正作業や熱処理作業の立ち合いについて

先日、自社にアルミ熱処理設備をお持ちの新規のお客様から「試作品を熱処理したら製品が歪んで反ってしまって困っている。矯正してもらえないか。」とご連絡をいただき、その日の午後、見本の製品を持って来社してくださいました。そこで実際に製品の歪み・反りを確認し、矯正作業・立会時間などの打ち合わせを行いました。お客様で矯正作業後に確認をする治具を製作してくださり、初めは試しの2個の矯正作業・確認、翌日に残りの製品の矯正作業・確認。2日間お客様立ち合いで行いました。

そして矯正作業後に「浸透探傷試験(カラーチェック)」をお客様が弊社で行い、見学させていただきました。

浸透探傷試験とは、製品表面の割れや穴の内部に浸透液を染み込ませ、内部に浸透した液を現像剤によって吸い出す事で微細な割れなどを検出する非破壊検査の事です。

私は、「浸透探傷試験(カラーチェック)」がどんな試験なのか、よくわかりませんでした。お客様が試験の事をわかりやすく説明してくださり、初めて実際にやっている所を見させていただきました。またひとつ勉強になりました。浸透探傷試験の結果、割れなどは無く、お客様に喜んでいただけました。

弊社では、矯正作業・熱処理作業・実態測定(実体)などの立ち合いも行っておりますので、お気軽にご相談していただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2023.10.11
ISO 14001環境教育と防災訓練をしました。

 

先日。防災訓練とISO 14001の教育を行いました。

ISO 14001の8.2「緊急事態の準備及び対応」に基づき、毎年訓練を行っております。

緊急事態の想定として、・火災、・交通事故、・設備の故障を対象としています。

弊社で使用している熱処理炉は電気炉なので直接火をあてる熱処理は行っておりません。

しかし漏電や治具の修理などで、熔接作業をしますので、社員全員で避難経路や、消火器の使い方を再確認しました。

また、ISO 14001の仕組み、環境方針、目標環境活動計画など認識、自覚教育もおこないました。

これからも。お客様に喜んで頂けるように教育、訓練を実施して行きたいと思います。

アルミニウムの熱処理で困っている事や相談したい事などご連絡を頂ければ幸いです.

宜しくお願い致します。

(記事作成 丸山)

2023.10.04
ISO更新審査

弊社はISO9001を取得しています。
そして、今月末に更新審査を控えています。
ISO規格に沿った業務内容を行うことで、より高度な品質の維持や熱処理への取組などもスタッフ全員にわかりやすくなっており、スムーズにアルミ熱処理を行うことができます。
また、前年度に更新審査をしたISO14000も同時に定期審査をおこないますが、前年度に問題なく更新できたので本年度も問題なく審査が済むと思います。
ISO14000を取得してから、社内の環境整備に着手し、整理整頓や清掃に力を入れてきました。
5Sの時間を設け、不用品を捨てたり、作業のしやすい現場環境を作ったりしているのもその内の一つです。
お客様のご要望にお答えできるようにスタッフ全員で努力を心掛けてまいりますので今後とも宜しくお願い致します。

(記事作成 高野)