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A1100の熱処理

2022.08.31
A1100の熱処理

先日、A1100の熱処理依頼がありました。A1100の板材で加工性を良くするために焼きなましを希望とのことでした。

A1100合金の熱処理は珍しいので今回はA1100の特徴について書きたいと思います。

A1100とは純度が99%以上のアルミニウム素材でアルミニウムの性質をほぼ受け継いでおり、比較的柔らかいものの軽量で、導電性や熱伝導性にすぐれています。

A1100には、微量の銅が添加されています、銅を添加していることでアルマイト処理をすると、表面の光沢が白っぽく、より良くなる効果があり光沢がでます。。

加工性は、表面処理性、溶接性が良いためあらゆる形状に対応できます。

ただし、比較的柔らかい素材のため切削性には不向きで、強度を求める構造物などには利用が難しくなります。

A1100の使用用途としては主に電子機器、建材、など様々な物に使用されています。

 

アルミの熱処理で質問など御座いましたらお気軽にご相談頂ければと思いますのでよろしくお願い致します。

 

2022.08.24
アルミ熱処理製品の発送

2022年10月より、社用車を使う際、アルコール検知器使った検査をするよう義務づけられましたので、社用車の数だけアルコール検知器を用意しました。

弊社では、6トン車、4トン車、3トン車、2トン車などのトラックがありますので、近隣のお客さまのアルミ熱処理依頼については納品、引取を行っています。

その場合は、熱処理費用とは別に御見積をさせていただいています。

また、近い場合でも遠い場合でも、宅配や運送会社に手配することも可能です。

緊急の場合や休日、夜間についてはお問合せいただければと思います。

もちろん、製品の持ち込みや引取にご来社されるのは歓迎しております。重量物は弊社のスタッフがフォークリフトで積み降ろしをいたします。

アルミ熱処理だけでなく、納品や引取などに関しましてもお気軽にご相談いただければと思いますのでよろしくお願い致します。

2022.08.10
T4熱処理の動画を公開しました。

アルミニウムの熱処理では、どのような熱処理を行ったかという「質別記号」というものがあります。

その中で、T4というのは溶体化処理を行ったあとで自然時効を行います。つまり、なにも手を加えずにそのままにしておくという事です。

その熱処理についてと、納期や硬さ試験について解説しました。

 

2022.08.03
材料や製品の切断について

アルミニウムの熱処理を行った後で、硬さの測定がやりにくい形状のものや製品内部の硬さを測定したいときなどに製品を切断する場合があります。

弊社では、バンドソーで切断をおこなっていて要望によっては材料の切断も可能です。

また、鋳物の製品で湯口の切断をしてから熱処理をしてほしいという依頼をされるお客様もいます。

その場合は、バンドソーで切断した後にディスク・グラインダーで仕上げをおこないます。

一般的には、湯口を切断した製品を熱処理し、その後に切削加工をする工程になりますが弊社にて行う場合もあります。

硬さ測定については、製品によって熱処理前か熱処理後に切断をするかを決めております。

切断をする目的は、製品の切断面を測定する為であったり、形状的に平らな面がなかった場合などです。

しかし、切断等で硬さ測定をすると製品を1個か2個使用不可の状態にしてしまいますので、同じ材質のテストピース等を使用して、製品を切断しない方法に切り替える場合もあります。

アルミニウム熱処理でご質問等ありましたら、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。