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溶体化処理における水温について

2012.04.26
溶体化処理における水温について

アルミニウムの熱処理における溶体化処理は、「焼き入れ」と呼ばれることもありますが、500℃ぐらいの高温から一気に水冷却を行う方法です。

そのときに、材質や製品の形状によっては割れが発生したり、変形することがあります。

そのため、冷却速度を遅くしたり水温を高めにすることがあります。主に鋳物の製品が該当します。鍛造品は水温が高いと硬さが軟らかめになったりすることがあります。

弊社の水温は、だいたい40℃前後で、製品によっては60℃ぐらいまで温度を上げています。

水温につきましては、規格を決めて管理することも可能です。

アルミ熱処理においては、水温も製品に与える影響がありますので、製品によってはご相談をさせていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

2012.04.19
ゴールデンウィーク中の営業について

弊社の年間カレンダーでは、ゴールデンウィーク中のお休みは3日(木)~8日(日)までとなっています。

4月30日(月)は出勤日です。

ゴールデンウィーク中に急ぎの熱処理がある場合には、早めに御連絡をいただければ社内で調整して出勤することも可能です。

よろしくお願いいたします。

 

2012.04.12
アルミの硬さの定義

アルミニウムの調質で硬さが変化する場合がありますが、その硬さの規格については「測定方法」で定義されています。

長さや重さについては正式な規格があり、それを測定する方法が考案されますが、硬さについては「測定方法」によって硬さの程度を規定しています。

例えば、「ブリネル式」で10/500という規格の場合には、10ミリの大きさの硬球に500kgの重さをかけて約15秒間押し付けたときに出来る穴の大きさを測定します。

その穴の大きさが、小さいものよりも大きいものの方が軟らかいという判断が出来ます。

これは常に一定の測定方法になりますので、その穴の大きさと引っ張り試験や磨耗の程度、加工性あるいは各社の社内規格との関連性を調べて、調質の硬さの目的の規格が決まります。

目的の性質と硬さの関係が比例や反比例の関係にあれば、硬さの範囲を決めておけば破壊試験をしなくても目的の性質が得られていると推測することができます。その理由で、硬さ試験は「非破壊試験」と呼ばれています。

目的の性質が決まり、それに対する硬さの規格が決まると、それを実現する熱処理方法が選ばれます。

常に同じ熱処理方法を行えば、常に目的の性質が得られるという前提がありますので、熱処理における硬さ測定も全数ではなく、1ロットに対して1?2個の抜き取り検査という方法が通常のやり方です。

場合によっては、全数を検査したり、あるいは1個だけの測定だったりしますが、それはアルミ熱処理の規定ではなく、お客様の希望によって決まります。

また、特に希望が無い場合には、弊社で保証できるような方法にさせていただいております。

詳細について何かございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

2012.04.05
実体試験と公差について

弊社ではアルミニウムの熱処理を行っていますが、雰囲気温度で熱処理をする場合には、例えば

500℃で4時間保持

という設定で電気炉の制御盤のタイマーをセットします。

この場合、通常は炉の中の温度分布にはバラツキがありますので、雰囲気温度が500℃に達している場合でも、実際の製品は500℃達していない部分があります。

実体測定(実態測定とも言います。)では、実際の炉の中の温度分布がどのようになっているかを調査します。

製品の形状や入れ方によりますが、小さい製品を入れた場合には、だいたい500℃に達するのに炉の中の場所によって1時間半から2時間ぐらいの時間差があります。

そのため、例えば

500℃で4時間保持

という規格が「実体での要件」だった場合には、電気炉の保持時間の設定は5.5?6時間ぐらいになることがあります。

それについて、より正確にしていくために実体試験を行います。

その場合、コスト的に保持時間を短くしたいということがありますので、製品の公差が500±5℃の場合には、実体で495℃になってから4時間保持をしています。

例えば、実体測定で4時間保持したときの雰囲気温度の保持時間が5時間44分だった場合には、その製品を量産するときには、

500℃で5時間44分の保持

というタイマーのセットで熱処理を行います。

熱処理は、あくまでも製品の温度が肝心ですので、実体試験を行って最適な熱処理条件を決める必要があります。

もちろん、弊社ですべてを決めるのではなく、お客様の要望を第一にしておりますので、何かご相談等がございましたら、いつでも御連絡をいただければと思います。

よろしくお願いいたします。