2012.07.20
炉内の温度測定について
弊社のアルミニウム熱処理は、すべて電気式の炉を使用しています。
電気式で、かつ保温材がセラミックファイバーのため、炉内の温度分布は良好になっています。
炉内のヒーターは、丸型炉は3ゾーンで別々に制御をしています。そのため、炉内の雰囲気温度は3点で測定しています。
上・中・下の3点で別々に温度を測定し、それぞれの場所のヒーターの出力を自動制御することにより、空炉での炉内温度分布が±3℃以内という高性能の炉になっています。これは多数の納入実績のある自社製の電気炉です。
温度の測定に関しては保護管付きの熱電対を使用しております。
そして、その上・中・下の3点の温度は熱処理中は記録計のチャート紙に記録されます。上部の温度測定結果はデジタルでコンピュータに常時記録されていますので、万が一の場合の炉内の様子もわかるようになっています。
製品に穴をあけて直接温度を測定する実体試験を行う場合には、熱電対の素線を使用し、炉の蓋のところから線を出してデジタルで記録します。
通常は、雰囲気温度だけで管理をしていますが、ご要望があれば実体測定も行うことが可能ですので、詳細はお問い合わせをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。