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アルミニウム合金の熱処理

2012.09.14
アルミニウム合金の熱処理

「アルミ熱処理」と呼ばれることが一般的ですが、正確には「アルミニウム合金の熱処理」ということになります。

アルミニウム合金には、シリコンや鉄、銅、マグネシウムなどが含まれており、その配合比率によって特性が変わってきます。

アルミニウム合金に含まれる成分によって、熱処理をしても強度が変わらないものもありますし、熱処理の温度や時間も変わります。

また、6063や7000系の三元合金(Cuを含まないもの)に関しては空冷でも大丈夫ですが、6061や2000系、Cuを含有した7000系は冷却のときのスピード(焼き入れ遅れ)が遅いと十分な硬さが出ないという特徴もあります。

そして、素材によって熱処理炉への詰め方なども変わってきます。

弊社では、様々なアルミニウム合金の熱処理の依頼がありますので、それぞれの特徴を活かした熱処理を行なっています。

製品の形状に関しては、毎年色々なものが開発されていますので、熱処理方法も従来のやり方ではうまくいかないときもあります。

形状によってはお客様と打ち合わせをして、試作を行いながら量産方法を決めていきます。

どのような形状のアルミニウム製品でも、1個から相談を受けています。相談や見積は無料ですので、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。