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アルミニウムの質別記号について

2013.05.30
アルミニウムの質別記号について

アルミニウム製品の設計図面などに記載されている等で、T6やH2などの記号についてのご質問をいただくことがあります。

これらは「質別記号」と呼ばれるもので、JISでは

「質別とは、製造過程における加工・熱処理条件の違いによって得られた機械的性質の区分をいう。」

とあります。

例えば、製造しただけで何も加工せず熱処理も行なっていないものは「F」の記号になります。そして、焼きなましをしたものは「O」で加工硬化したものは「H」、溶体化処理したものは「W]、熱処理したものは「T]という記号です。

これらは日本のJIS H001の規格で、1998年に国際規格のISOとの整合が行われました。

そして質別は更に、細分記号ということでH1やT1などと数字が負荷されます。T74510などと細分記号の数字が多いものもありますが、数字の5桁すべてに割り当てられているわけではありませんので、それほど種類は多くもなく、実際に現場で作業を行なっていれば「なるほど」とすぐにわかるものだと思います。

弊社では、主にT4,T5,T6,T7,O,Hなどの記号の熱処理を行なっています。

質別等につきましても、何かご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

よろしくお願いいたします。