2013.06.06
ISO9001による不適合製品の管理について
ISO9001:2008の8.3に「不適合製品の管理」という項目があります。
それによると、
「組織は、製品要求事項に適合しない製品が誤って使用されたり、又は引き渡されることを防ぐために、それらを識別し、管理することを確実にしなければならない。」となっています。
弊社の場合は、過去のトラブルとしてはキズ・打痕が発見されるようなことがありました。入荷検査のときに発見されたとしても、社内規程によりお客様に連絡をして指示を仰ぐと共に製品に識別をしております。
ここで、ISO9001:2008では、
a) 検出された不適合を除去するための処置をとる
とありますが、これは例えば「小さなキズなのでヤスリで削っておいてください。」と言われたときには行いますが、基本的に弊社で独自に判断して行うことはありませんので、この項目は「顧客と相談をしてから」ということになります。
それ以降の項目については特に解説は不要と思いますが、弊社はお客様の所有するアルミニウム製品をお預かりして熱処理していますので、すべてお客様の判定基準が第一となります。
また、弊社で扱っているのは主にアルミニウム製品ですので、「雨に濡らさない」「落としたり乱暴に扱わない」というのは顧客要求事項として明確になっていない場合でも注意をして作業しております。これについてはISO9001:2008の中に規定されている通りですが、弊社で色々と気を配って熱処理をさせていただいております。
アルミニウムの熱処理に関してのお問い合せ等は、いつでもお気軽にご連絡をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。