2013.08.22
熱処理合金と非熱処理合金について
アルミニウムの熱処理は、合金によって熱処理合金と非熱処理合金とに区別されて呼ばれることがあります。
熱処理合金は、2000系、6000系、7000系で、非熱処理合金は1000系、3000系、4000系、5000系です。これらは展伸材と呼ばれるもので、鋳造材のアルミ合金もあります。
製品に使われるアルミニウムは通常は合金で、例えば2000系はAl-Cu-Mg系、3000系はAl-Mn系の合金で、更に同じ系統の中でも種類があります。
熱処理合金は、T6処理によって強度を増すことが可能ですが、非熱処理合金はそれが出来ません。
ただし、「焼きなまし」に関してはどの合金についても可能です。その場合、温度条件はアルミ合金の種類によって変わります。
「熱処理」というのは「熱を加える」ということを行いますので、非熱処理合金は焼きなましも出来ないと思われる場合もあるようですが、それは可能です。
アルミニウムの合金は熱を加えることで様々に変化します。
アルミ熱処理に関してのご相談は、いつでも承っておりますのでよろしくお願いいたします。