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時効硬化について

2013.09.19
時効硬化について

時効は、金属材料が時間が経過するうちに変化することを指します。

通常、T6処理は例えば500℃に加熱して数時間その温度を保持し、そして水の中に入れて急冷した後に200℃前後の低い温度で加熱します。

その低い温度で加熱することを「人工時効硬化処理」と呼びます。

「人工」というのは機械で加熱するためで、大気中に放置する時効処理は「自然時効」と呼ばれます。

「人工時効硬化処理」は、その名の通り硬化します。自然時効の場合も、通常は硬さが増します。また、時効硬化のときには「経年変化」と呼ばれる現象が起こります。

また、人工時効硬化処理の場合は温度を加えすぎると「過時効」となり、硬さが低下します。(T7処理)

どのような熱処理を行うかは、製品の目的と材質により決定されます。アルミニウム合金によって、ある程度の温度と保持時間は決まっていますが、形状などによっても多少は異なります。

弊社では特に指定が無い場合には一般的なアルミニウム合金の熱処理を行いますが、ご要望等がございましたら温度や保持時間は変更可能です。電気炉の温度は柔軟に設定することができます。

アルミ熱処理に関して、何か不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。