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アルミニウムの腐食について

2014.07.03
アルミニウムの腐食について

アルミニウムは一般的には錆(さび)に強い金属と思われているのではないでしょうか。

1円玉、台所のアルミホイル、ジュースのアルミ缶など、いつも綺麗で錆とは無縁の印象です。

錆(さび)というのは鉄だけに使われる用語ということも聞きますが、金属の色が失われて黒っぽくなると「錆びる」という表現をする人も多くいます。

通常は、アルミニウムについては「腐食する」と言っていますが、屋外に放置して雨に濡れたりすると黒くなったり白くなったりブツブツが出来たりします。

アルミニウムの性質としては、表面に無色透明の酸化皮膜が形成されることです。錆も酸化ですが、アルミニウムも酸化しています。違いは色具合です。

ただ、アルミニウムは他の元素を混ぜあわせて合金にすることが多く、その影響で腐食しやすい合金になります。

機能に影響が無くても外観が気になる場合がありますので、アルミニウムの製品としては避けたいところです。

その理由から、弊社では屋外への一時置きやトラックへの積み下ろし、そしてもちろん配送中にも雨に濡れないように注意をして作業を行っています。

また、溶体化処理で水冷をするときの腐食の影響についても心配をされるかもしれませんが、すぐに乾燥するために問題はありません。

1度腐食してしまうと、元に戻すのは大変なため、常に注意をして取り扱いを行っています。

アルミニウムの熱処理に関するお問い合せは、お気軽にご連絡をいただければと思います。

よろしくお願いいたします。