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実体(実態)測定の時の硬さ測定サンプル

2015.02.18
実体(実態)測定の時の硬さ測定サンプル

アルミニウムの熱処理を行う際に、量産を想定して炉内への入れ方を検討するときに実体(実態)測定を行うことがあります。

製品をバスケットに入れて、それごと炉の中に入れるのですが、その中に入れた製品に穴を空けて熱電対(ねつでんつい:温度センサー)の先端を差し込んで温度を測定します。

温度の測定にはデータロガーを使いますが、通常は1分ごとにデータを記録していきます。

また、だいたい12点ぐらいを測定します。

熱処理終了後は、熱電対を取り付けた製品の硬さを測定して、温度・時間のデータと共に合否判断をします。

場合によっては、熱電対を取り付けた製品以外をサンプルとして抜き出して硬さの測定を行うこともあります。

実体(実態)測定は、だいたい12個ぐらいの製品を使いますが、測定のサンプルは特に硬さは測定しない場合もありますし、30個ぐらいを抜き取って硬さ測定を行う場合もあります。

抜き取って硬さ測定を行う場合には、どの場所から抜き取ったかを記録します。場合によっては、製品にマジックで番号を記入することもあります。

抜き出したサンプルの硬さを測定することで、すべての場所で硬さの規格を満たしているか、バラツキは無いか、などを確認します。

それによって、温度条件の変更などを検討して再び実体(実態)測定の試験をすることもあります。

量産用のテストでは、2~3回行うことは良くあります。

抜き取りのサンプルの場所や数量については、お客様とご相談させていただいて決定させていただいております。

アルミ熱処理に関するお問い合わせについては、いつでもお受けしておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。