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アルミ熱処理炉の温度制御について

2015.04.15
アルミ熱処理炉の温度制御について

弊社のアルミニウムの熱処理炉の熱源は、すべて電気となります。

ガスや油と違い、細かな温度の管理が容易になります。

そして、円柱型の丸型炉は、中のヒーターの取り付けが上中下の3ゾーンになっていて、それぞれ別の回路になっています。

上・中・下の3ゾーンで温度を別々に制御することにより、炉内の温度分布を良好に保つことが可能です。

そして、そのために熱電対(ねつでんつい:温度センサー)も、上・中・下の3ゾーンにそれぞれ入っていて、温度の記録計も3ゾーン分が記録されます。

通常は、上・中・下では上部の温度が1番遅く温度が上がっていきますので、上部の温度が設定温度になったら保持を開始するようにしています。

保持に入ると、上・中・下の温度は、ほぼ±5℃以内に入ります。

また、電気炉の出力を変えることにより、昇温時間をコントロールしたり、炉内の温度分布のバラツキを抑えることなども可能です。

元々は、炉の製造メーカーですので、すべて自社設備の電気炉です。

そのため、炉の特性などもよくわかっていますので、それぞれの製品に最適な熱処理方法の御提案をさせていただいております。

よろしくお願いいたします。