2015.07.29
測定機器について
アルミニウムの熱処理において、測定機器は温度管理・時間管理・硬さ測定や、矯正作業における寸法の測定があります。
温度管理は、温度を測定するセンサー(熱電対:ねつでんつい)、温度計によって行われ、温度記録計に結果が記録されます。
正確に温度が測定され、それによって目的の温度に保たれるようにコントロールされる必要があり、その記録も正確さが要求されます。
硬さの測定についても、測定機器が正確な測定を出来なければ、製品の合否判定が間違った結果になります。
それぞれ、決まった周期で点検・検証・調整・校正が行われます。
特に、調整や校正が行われた場合には、それ以前の測定結果の数値の信頼度が下がりますので、いつ、どれぐらい校正されたかを記録しています。
現在のところ、温度の測定については500℃でも1℃ぐらいで、温度センサー(熱電対:ねつでんつい)の配線に使われる補償導線の誤差の範囲のようなものなので、特に製品への影響は大きくないと考えております。
硬さ試験機についても、週次点検で確認を行っていますが、正常に機能しています。
いずれにせよ、定期的に測定機器をチェックすることで、より精度の高いアルミ熱処理を行うことができると考えております。
その他、ご質問等がございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。