2016.09.07
硬さ測定が困難な製品について
アルミニウムの熱処理を行なった際、決められた方法で作業が行われたかを確認し、治具への詰め方や温度条件・保持時間が正しければ通常は合格品となります。
そして、硬さ測定をして最終的な合否判断を行うのですが、既に加工済みの製品または形状によっては硬さの測定が困難な場合があります。
例えば、板状の製品で厚さが1~5ミリ程度のものや、平らな面がなく不安定で硬さ試験機にうまくセット出来ない形状のものです。
小さな部品やネジ形状のものも測定が困難です。
これらの場合は、同じ材質の10~20ミリ角程度のアルミニウムを一緒に熱処理して、それを測定用のサンプルとする方法と、製品をバンドソーで切断して測定する方法があります。
どちらの場合も、だいたい製品を測定するのと同じ結果になるようです。
硬さの測定方法については、いつでもお気軽にご相談をいただければ幸いです。