2017.06.28
量産前の試作について
アルミニウム製品で、新しい試作品の熱処理をお願いされることがあります。
例えば、アルミニウム製品の熱処理の結果を知りたいときには1個から10個程度で、熱処理後の切削加工などを含む試作のときには30個から100個程度をおこなうこともあります。
また、最適な温度と保持時間を調べる為に数回に分けて違う条件で熱処理をおこなう場合もあります。
アルミニウム熱処理の試作は、製品に直接、温度測定用のセンサー(熱電対)を取り付け、3から12ヶ所程度を測定して、最適な条件を探していく作業を行います。
温度の分布が思わしくない時(場所によりバラツキ)がある時には、治具への製品の詰め方を変更して最適な熱処理条件を探します。
そして、量産の時には実体試験の結果を確認して熱処理条件を決定します。
したがって、量産のときは製品のセットの仕方・温度と保持時間を決定し、それに基づいて作成した作業標準書に従って作業をすることになります。
アルミニウム熱処理の最適化など、色々なご相談もお受けしておりますのでお気軽に連絡をしていただければと思います。
よろしくお願いいたします。