2017.07.19
炉内循環ファンについて
弊社のアルミ熱処理炉用の電気炉には、炉内の空気を循環させるファンがついています。
炉内の空気の温度は、温度が高くなるにつれて上下の温度差が、例えば500℃の場合は200から300℃程になってしまうため、循環ファンと呼ぶもので撹拌させています。
循環ファンで撹拌させているため、500℃付近でも炉内の温度差は±3℃以内という温度管理が可能です。
また、ファンの取付位置は天井部となっています。炉内中央部の空気を吸い上げ周囲から下に行くという風の流れです。
500℃ぐらいですと、空気の質量が約半分になりますが、特殊構造のファンでしっかり炉内で撹拌させることが出来ますので、炉内温度を均一に保つことが可能です。
下部にファンがある炉の場合、設置やメンテナンスは簡単なのですが、製品が落ちた場合や砂などの影響でファンが壊れることがあります。
弊社の炉はすべて上部ファンですので、急な破損もなく安心できます。
アルミニウムの熱処理について、何かご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。