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時効硬化処理について

2017.11.01
時効硬化処理について

アルミニウムの熱処理は、溶体化処理を行なった後に時効硬化処理が行なわれます。正確には、溶体化処理後に急冷(水冷や空冷)があり、その後に時効硬化処理を行うことになります。

そして、時効硬化処理につきましては、いくつかの種類があり、”自然時効”と呼ばれるものが、質別記号はT4になります。これは、室温で安定して状態になるまで放置しておくもので、材質により放置時間が異なります。

そして、強度を増すために多い熱処理は、T6処理ですが、その場合には”人工時効硬化処理”と呼ばれます。この処理は、炉内が150~220℃くらいの温度で数時間保持します。こちらも材質により最適な処理温度や保持時間があります。

また、T7処理と言う過時効を行う処理もあります。7000系の合金のように強度をあまり低下させずに耐応力腐食割れや耐剥離腐食性を向上させる目的であったり、他の材質で少し強度を落とすために行うケースがあります。同じ材質であっても製品の使用目的により熱処理の方法が変わってきます。

場合によっては、いくつかの温度条件で試作を行うことにより、最適な熱処理方法を選択する事も可能です。

弊社では、お客様の要望により、さまざまな熱処理条件の処理を行う事が可能ですので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。