2017.12.20
砂焼きについて
弊社では、鋳物の中子(なかご)を除去するための砂焼きもおこなっています。
砂焼きの場合、炉の中に砂が下に落ちてヒーター部などに溜まると漏電などの原因になるため、処理後に炉内の掃除を行います。
掃除で出た砂につきましては、そのままお返しするか、弊社で処分させていただいております。
お客様によっては、熱処理後の砂の状態を確認するために砂を集めて返却する事もあります。
熱処理をする時には、温度や処理時間が砂の量によって変わりますが。480℃~500℃で3~5時間位で処理をすることで上手く砂が落ちています。
熱処理後に砂の色が白くなって落ちていれば良いのですが、場所によって黒いままの状態で残っていて製品の奥まで落ちていない場合でも、お客様によっては構わないと言われる事もあります。
熱処理後の砂残り具合を弊社で確認して黒砂が残っていると問題となる場合には、温度や処理時間の見直しが必要になります。
また、砂焼き後にT6処理を行う場合もあります。
アルミニウムの熱処理で、ご質問などがありましたらお気軽にご相談いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。