2019.03.20
大きな製品の熱処理について
ごくまれに、弊社の電気炉の有効寸法よりも大きな製品の熱処理が可能かどうかの問い合わせがあります。
角型炉の場合には、製品を斜めにセットすれば熱処理が可能な場合があります。
角型炉(小)の有効寸法は、巾950㎜×高さ1,500㎜×奥行き1,720㎜です。
角型炉(大)の有効寸法は、巾2,000㎜×高さ1,500㎜×奥行き3,500㎜となっています。
有効寸法というのは、電気炉に入れられる製品の寸法です。
炉の内部は、周囲に空間を作りそこに熱風を循環さえて処理を行う為、炉内にはゆとりをもたせております。
その為、炉の入り口の寸法を少し小さめに作っていますので、その部分が有効寸法になります。
製品を斜めにセットし熱処理を行う場合は、専用の治具が必要となります。
社内で鋼材を使って製品に合わせて製作しますので、多少はコストを安く出来ます。
実際の熱処理や治具の製作については、お客様と打合せを行い納期、費用を決めてから作業にとりかかります。
アルミニウムの熱処理に関して、どのようなことでもお気軽にご相談いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。