2020.02.26
熱処理時の製品の置き方について
アルミニウムの熱処理を行う際、変形についてのよく聞かれる事があります。
鋳物はT6処理(溶体化処理)をおこなうと変形がでやすくなります。
特に厚みが薄い箱状や、板状の製品などは変形が大きくなることが多いです。
また、T5処理の場合も鋳物では変形することがあります。熱処理を行うときの製品の置き方ですが、板状やパイプ状の製品は縦置きで処理することで変形を少なくすることが可能です。
実際、全く変形しないということはないので、置き方を工夫して変形を最小限になるようにしています。
複雑な形状の製品では、実際に熱処理を行ってみないとわからないことが多くあります。
熱処理後の加工で多少変形していても大丈夫な製品の場合は良いのですが、加工してみないとわからない場合などは事前に少量での熱処理テストをおすすめしております。
アルミニウムの熱処理についてご不明な点などがございましたら、いつでもご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。