2020.12.16
矯正作業について
アルミニウムの熱処理は形状や材質によって変形する事があります。
変形が大きいままですと製品として使用出来ない場合があります。
その変形を修正する事を「矯正」または、「くるい取り」などと言います。
矯正作業は、T6処理の場合ですと溶体化処理の水冷後、すぐに矯正を始めます。
溶体化処理を行った直後は、硬さがまだ柔らかめなので、そのタイミングで行うとスムーズに作業出来ます。
使用する道具は主に、ハンマーや自社製の油圧機器です。
弊社では、矯正作業は水冷後4時間以内に作業を終らせるように作業予定を組みます。
それ以上に時間が経過すると製品が硬くなり割れてしまったり、ヒビが入ってしまう事がある為です。
小さな製品から大きな製品まで、矯正作業をさせていただいておりますので、お問い合わせなどございましたらお気軽にご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。