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砂焼き処理について

2023.06.28
砂焼き処理について

弊社では、鋳物の中子(なかご)を除去する為の砂焼き処理も行っております。

中子(なかご)とは、中が空洞になる部分がある鋳物を造る時に空洞になる部分として、鋳物の中にはめ込む砂型です。

砂焼き処理の場合、製品を載せる治具や炉内に砂が落ちてしまいます。そのままにしておくと漏電などの原因になってしまう為、処理後に掃除機で治具や炉内の掃除を行います。処理の際に出た砂につきましては、そのままお返しをするか、弊社で処分させていただいております。

砂焼き処理を行う時には、製品の形状や砂の量によって、処理温度や保持時間が変わります。480~510℃で3~5時間くらいで処理をすると上手く落ちております。砂の色が白くなってサラサラ落ちていればいいのですが、場所によって黒い砂のままの状態で残っていて製品の奥まで落ちていないような場合には温度や処理時間の条件の見直しが必要になります。砂焼き処理後にT6処理やT5処理を行う場合もございます。

アルミニウム熱処理についてのご質問などございましたら、いつでもご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)