2025.09.03
アルミニウム製品の昇温時間と保持時間
アルミニウム製品の熱処理時間は、昇温時間+保持時間=炉内で加熱している時間になります。
「225℃×5時間」のT5熱処理で例えます。
お問合せやご相談をいただく中には5時間後には熱処理が終わっている。と思われるお客様もいらっしゃいます。その為、5時間後に取りに行っていいかな?と言われる事もございます。
昇温時間とは、225℃に到達するまでの時間になります。
保持時間とは、225℃に達してからの設定時間(5時間)になります。
昇温時間は、製品の大きさや数量や詰め方などによって異なります。また、使用する炉の温度が温まっている場合は昇温時間が早くなり、冷めている場合は昇温時間が遅く(長く)なります。昇温時間は異なりますが、保持時間が一定であれば製品の品質には影響はございません。
処理温度・昇温時間・保持時間は、チャート紙で確認が出来ますので、お客様によっては、チャート紙を提出しておりますので、ご要望がある場合にはご相談していただければ幸いです。
アルミニウム製品の熱処理でお困りな事などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)