2024.02.21
工程監査について
弊社では、様々なお客様のアルミニウムの熱処理を行っておりますので、色々なお客様が工程監査に来社されます。
先月も新規のお客様による工程監査が行われました。事前にお預かりしていた事前調査の資料に基づき、進める事が出来ました。
弊社の書類はお客様から見たら、
「もう少し細かくきちんと説明した方がいいのでは。」
「もっと文章を付け加えた方がいいのでは。」などと思われるかもしれません。
弊社では不要な項目などの無いシンプルな書類を作成するようにしています。
文章が長々と書いてあっても現場作業を行いながらでは読まなくなってしまいます。
掲示物も同じです。たくさん掲示物があっても見なくなってしまいます。社長の承認の無い書類は使えませんし、掲示も出来ません。
特に現場では、見てすぐにわかる事が重要ですので、そのための工夫も行っております。
監査につきまして、ISOに基づいた監査や各会社の規定に基づいた工程監査など色々なものがありますが、いつでもご相談をいただければと思います。
また、監査とまでいかなくても、工場見学やちょっと熱処理について話を聞きたいなどという場合もご相談いただけれ幸いです。
アルミニウムの熱処理など何かお困りの事がございましたらいつでもご連絡をいただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)
2024.02.14
ADC12のアニール処理
最近ADC12の素材で出来ている製品などのお問合せが数件ありましたので、アニール処理について説明させて頂きます。
アニール処理とは、「歪み取り」、「安定化処理」、「応力除去」、と言われています。
200℃以上の環境で使用する製品の場合、変形してくるう事があるために事前に熱処理を行います。
切削加工などを行う場合は加工前に応力除去をする事がよろしいようです。
アニール処理には、硬さを低下させない応力除去と、
硬さを低下させる焼鈍などがあります。
弊社でお客様から依頼をいただいた時には、指定の温度条件があるかどうかをお聞きして、
もし指定が無いようでしたら使用目的をお聞きして最適な温度条件で熱処理を行います。
熱処理のことで、質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
宜しくお願い致します。
(記事作成 丸山)
2024.02.06
適格請求書発行事業者登録番号のお知らせ
適格請求書発行事業者登録番号のお知らせを致します。
アルミエース株式会社は、2023年10月より施行された適格請求書等保存方式 (インボイス制度) について、下記のとおり適格請求書発行事業者の登録を完了しております。
T1011401000446
会社概要ページに掲載しておりますが、改めてご報告をさせていただきます。
会社概要ページはこちらです。
https://www.al-ace.co.jp/company/
今後ともよろしくお願い致します。
2024.01.31
アルミ熱処理のお問い合わせを受け付けています。
アルミニウムの熱処理に関するお問い合わせも増えてきています。
例えば、「A6061材の熱処理は可能か」・「T6処理してある材料を買ってしまったが、柔らかく出来るか」・「試作で規格から外れた温度条件で処理はしてもらえるのか」など、アルミニウムの熱処理に関するものが多いですが、それ以外にもいくつかあります。
「買ったアルミ材を加工したら、曲がってしまったので直してほしい」など、色々なご相談を受けます。
温度条件の見直しの相談や、熱処理中の実際の製品の温度を測定して欲しいなど、いつでもご相談をお受けしております。
また、熱処理による変形や矯正作業、大型製品の熱処理などお気軽にお問い合わせいただければと思います。
もちろん、弊社との取引が無いお客様、アルミ熱処理がまったくわからないお客様でもご質問をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)
2024.01.24
砂焼き処理について
アルミニウム熱処理の中に「砂焼き」という処理があります。砂取りや砂落としとも呼ばれております。
砂焼きとは、鋳造した後に製品に残っている中子(なかご)を除去する為の熱処理です。中子とは、中が空洞になる部分がある鋳物を造る時、空洞になる部分として鋳物の中にはめ込む砂型です。
・砂を落としてほしい。
・処理後、残っている砂をゴムハンマーで叩いて完全に砂を落としてほしい。
・砂焼き処理後、T6処理やT5処理をやってほしい。
など色々なご要望をお受けして今までやらせていただきました。
砂焼き処理を行う時は、製品の形状はもちろんですが、砂の量によって処理温度や保持時間が変わります。480~510℃で3~5時間くらいで処理を行うと砂が上手く落ちております。砂の色が白くなり、サラサラ落ちていればいいのですが、場所によって黒い砂のまま残っている場合は処理温度や保持時間の見直しが必要になります。お客様によっては、少しくらい砂が残っていても構わない。と言われる事もございます。
砂焼き処理後は、治具や炉内に砂が落ちてしまう為、漏電などの原因になってしまうので掃除機での掃除を行わなければなりません。また、砂が床に残っていると、とても滑り危険です。熱処理の際に出た砂につきましては、袋に入れてお客様にお返しさせていただくか、弊社で処分させていただいております。
アルミニウムの熱処理についてのご相談などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)

