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YouTubeのショート動画を始めました。

2023.07.12
YouTubeのショート動画を始めました。

いつも弊社のYouTubeの動画をご視聴いただき、感謝致します。

不定期ですが、アルミ熱処理に関する知識や弊社の工場の紹介を動画にして来ました。

そして、最近はYouTubeもショート動画の投稿が増えていることもあり、弊社でも投稿を始めることにしました。

まずは、最初の投稿です。リンクを貼っておきます。

https://youtube.com/shorts/tLy3lsZUm6o?feature=share

この動画はスタッフが撮影したものです。工場内で撮影できる機会があれば撮影を行っていこうと思います。

また、通常の動画も引き続き撮影していく予定です。

新型コロナウィルスが5類になり、色々な製造が以前のようになりつつあり、試作品も増えてきました。

お客様の許可を得ることが出来れば、製品を紹介することもあるかもしれません。

また、お客様からの問い合わせについても参考事例として動画にさせていただくことも考えております。

アルミ熱処理の相談についてもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

今後ともよろしくお願い致します。

2023.07.05
大きな製品の熱処理について

お客様からのお問い合わせで、弊社の熱処理炉の有効寸法よりも少し大きな製品の熱処理が可能かどうかの相談を受ける場合があります。

角型炉を使用して熱処理をおこなう場合は、製品を斜めにセットすれば可能な場合がございます。

炉の内部は、周囲に空間を作りそこに熱風を循環させて処理をおこなう為、炉内にはゆとりがあります。

その為、炉の入り口は少し小さめであり、その部分が有効寸法となっております。

製品を斜めにセットし熱処理をおこなうには、治具に加工が必要となり別途費用がかかる場合があります。

社内で鋼材を使用し、製品に合わせて製作しますので、多少は費用を安く出来ます。

実際の熱処理や治具の製作については、お客様と打ち合わせをおこない納期・費用を決めてから作業に入ります。

アルミニウムの熱処理について、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2023.06.28
砂焼き処理について

弊社では、鋳物の中子(なかご)を除去する為の砂焼き処理も行っております。

中子(なかご)とは、中が空洞になる部分がある鋳物を造る時に空洞になる部分として、鋳物の中にはめ込む砂型です。

砂焼き処理の場合、製品を載せる治具や炉内に砂が落ちてしまいます。そのままにしておくと漏電などの原因になってしまう為、処理後に掃除機で治具や炉内の掃除を行います。処理の際に出た砂につきましては、そのままお返しをするか、弊社で処分させていただいております。

砂焼き処理を行う時には、製品の形状や砂の量によって、処理温度や保持時間が変わります。480~510℃で3~5時間くらいで処理をすると上手く落ちております。砂の色が白くなってサラサラ落ちていればいいのですが、場所によって黒い砂のままの状態で残っていて製品の奥まで落ちていないような場合には温度や処理時間の条件の見直しが必要になります。砂焼き処理後にT6処理やT5処理を行う場合もございます。

アルミニウム熱処理についてのご質問などございましたら、いつでもご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2023.06.21
アルミ熱処理炉と治具の寸法について その③

皆様こんにちは。

今回も治具の寸法シリーズその③でございます。

前回に引き続き大型丸型炉に使用する変わり種をご紹介させていただきます。

まず弊社の炉ですが、気流式電気炉になります、メインでよく使用されています。

この炉の寸法は、Φ1,400×H1,750㎜となります。

そして、この炉を使うには製品を入れる治具が必要になります。

今までに3段、4段バスケット(治具)をご紹介させていただきました。

今回は2段と2段貫通バスケットについて説明いたします。

2段の寸法はΦ1,190×H775㎜×2段になります。

高さのある大型の製品に向いています。

更に写真左側ですが、上の段の底が無い貫通タイプの治具もあります。

これは更に高さ(長さ)のある製品に使用いたします。

棒状や、パイプ状の様な自立もしくは立てて熱処理が可能な製品に使用します。

このように色々なタイプのバスケット(治具)が、ございますので、アルミ熱処理加工の御見積などの参考にして頂ければ幸いです。

(記事作成 丸山)

 

 

2023.06.14
アルミ熱処理の変形

今週も新規のお客様からお問い合わせのご連絡をいただきました。

アルミニウムの熱処理、「T4」や「T6」といった作業では変形が起こる事があります。

「T5」作業の場合は、応力除去の目的もあるため、変形が起こっても目に見えるレベルの変形ではありません。

板の熱処理の変形はやってみなければ何とも言えないのですが、厚さが薄いものほど大抵の場合は変形します。

どのように炉にいれたかによって、どう変形するかは様々なパターンがあります。また、リブが入っていたり、角が折り曲がっているような形状は変形が少ない傾向にあります。

変形の対処法として、鉄の板などで挟む事もありますが、それでも変形は起こります。

場合によっては水で冷却した後、ハンマーで叩いて修正する「矯正作業」がありますが、精度はそれほど精密ではありません。

製品の入れ方や、治具の置き方、新しい治具の制作など、事前にご相談を受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

宜しくお願い致します。

(記事作成 高野)