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小型角炉の解説の動画を作成しました。

2023.03.22
小型角炉の解説の動画を作成しました。

アルミニウムの熱処理を行う時に、弊社では電気炉を使っています。

そして、電気炉にはいくつかの種類があります。

今回紹介するのは、角型炉です。

大型の角型炉がありますので、これは「小型」と呼んでいます。

あくまでも社内での呼び方なので一般的な規格などはありません。

扉を開けて、横から製品を入れます。

アルミニウムの熱処理についてのご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければと思います。

よろしくお願い致します。

 

 

2023.03.15
変則的な熱処理について

アルミニウムの熱処理で、いくつか異なった条件で製品のテストを行うことがあります。

例えば、T6処理で溶体化処理の温度は500℃で固定し、時効硬化処理の温度と時間を変える場合です。

160℃×5時間・160℃×7時間

180℃×4時間・180℃×6時間

このような熱処理依頼の場合、溶体化処理から時効硬化処理までの時間が空いても問題ない場合は、溶体化処理はすべて一緒に行い、時効硬化処理は別々に行う方法があります。

160℃×5時間・160℃×7時間処理の製品を一緒に入れた場合は、5時間保持後に熱処理炉から製品を取り出して残りの製品はそこから2時間後(7時間保持)に取り出します。

炉の蓋を開け製品をすぐに取り出せる状態にしておけば、炉内の空気は少し冷めますが、残っている製品の温度はすぐに冷めてしまうことはありません。

このような熱処理を行う場合は、費用を安くしたい、テストの結果を早く確認出来ることです。

他にも色々な工夫をしながら、試作品や製品テストなどもおこなっておりますので、いつでもお気軽にご連絡いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2023.03.08
実体(実態)測定について

先日、アルミニウム製品のT6熱処理の実体測定をお願いしたい。とお客様からご連絡をいただきました。そのお客様は、今までに様々な温度条件・冷却方法で実体測定をさせていただきました。

水冷却は、お客様によって「水温を低くして欲しい。」や「上がるだけ水温を上げて欲しい。」など様々です。弊社には、大きくはないですが移動式のエアブロー装置もございますので空冷にも対応が可能です。

通常、実体測定を行う場合は、弊社のロガーを使用し、製品に熱電対を取付け測定を行い、そのデータを後日、お客様にお渡しをしております。

先月もT5熱処理の実体測定を行いましたが、製品に熱電対を取付けた状態で入荷し、お客様所有のロガーを使用し、測定もお客様が行いました。弊社は、使用する日数、熱処理炉を使っていただき、フォークリフトでの炉の出し入れ、製品の載せ替えをお手伝いさせていただきました。

弊社は、実体測定の立会いやお客様が実体測定を行うお手伝いなど、大歓迎ですので「水冷却の時だけ立会いをしたい。」「自分たちで製品の準備や測定をしたいので熱処理炉を数日、使用したい。」などご要望がございましたら、いつでもご相談していただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2023.03.01
環境美化活動

弊社では、毎日11時から従業員全員で社内の清掃を行います。

作業都合などで、時間を変更することがありますが、毎日行っております。

改善前では、事務所、トイレ掃除は事務員さん、工場内は現場作業員が行っておりました。

改善後は社長も含めてトイレ掃除は交代制にし全員参加にして、月曜日から金曜日までは掃除の場所を決めて、くじを引いた場所の清掃を行っております。

 

以前は、掃除機、ほうき、チリ取りしかなかったのですが、掃除道具も人数分のハンディモップ、水スプレー、ペイパーウエスを一人一人そろえました。自分専用のお掃除セットで社内や事務所など机や窓など毎日綺麗にしています。

少し前に工場見学に来ていただいたお客様にも「良く整理整頓されていますね。」とお褒めのお言葉を頂きました。

これからも環境美化し、それを維持できるように心掛けていきたいと思っています。

アルミ熱処理加工について困っていることなどございましたらお気軽に

ご連絡いただければ幸いです。

宜しくお願い致します。

 

 

2023.02.22
アルミニウムの熱処理時間

お客様との打ち合わせの時に、

「500℃×5h」というのは500℃に達するのは5時間の中のどの位ですか?

と、聞かれた事があります。

熱処理作業全般についていえるのですが、熱処理の時間は、

昇温時間+保持時間=加熱時間

と言えます。

昇温時間というのはここでは500℃で例えますが、500℃で熱処理を行う場合に、500℃に到達するまでの時間です。

保持時間というのは500℃で5時間を保持する場合に500℃に達してからのその温度をキープし続けた時間です。

ですので500℃×5hと表記されていれば500℃に達してから5時間となります。

すでに炉の温度が暖まっているところに製品を入れれば昇温時間も早くなり、上がっていない場合の時は逆に遅くなります。

製品の大きさや、数量でも昇温時間は異なりますが、保持時間が一定であれば製品の品質に影響はありません。

アルミ熱処理でご質問、ご相談ございましたらお気軽にお問合せいただければ幸いです。

宜しくお願い致します。

(記事作成 高野)