2023.02.15
大型角炉の解説の動画をアップしました。
アルミニウムの熱処理は、近年は大型の鋳物も増えてきています。
それに対応するために設備した大型炉の解説です。
有効寸法は、高さ1,500mmx巾2,000mmx奥行き3,000mmです。
T4やT6が可能ですが、ローラーで自動搬出されますので焼入れのときの水没までに時間がかかります。
鋳物であれば問題ありません。
安定化処理や焼鈍なども可能です。
よろしくお願い致します。
2023.02.08
矯正作業について
アルミニウムの熱処理には、T6処理・T5処理・T4処理など色々な種類がありますが、変形に関してはどの熱処理でも変形してしまう可能性はあります。
変形の度合いは製品の形状や肉厚によって異なり、また治具への製品の置き方なども影響します。
変形により寸法が規格外となってしまった場合には、ハンマーで叩いて矯正して寸法を直す作業を行います。
通常は、直線定規やスキマゲージを使い測定しながら叩いて修正していきます。
大きなアルミ鋳物製品の矯正には、矯正台に設置された油圧プレス機を使用します。
例えば、板状の製品の片面だけを修正する場合と、製品の両面を修正する場合では技術も違いそれなりの熟練度も要求されます。
そのため、矯正の費用については実際に行ってみないとわからない事が多いので、事前に打ち合わせをさせていただいております。
熱処理はしないで矯正だけや、油圧プレス機を借りたいなどお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2023.02.01
掃除や改善活動について
弊社には、自分では買わないような難しい専門用語や化学記号の本からマンガで分かりやすい本など誰でも自由に読むことが出来る本が事務所・現場事務所に置いてあります。アルミニウムの本・熱処理の本・ISOの本・SDGsの本・掃除や整理整頓の本など、様々な種類のたくさんの本です。
それらの本の中からスタッフ各自が選び読んだ感想などを週1回のワークショップで発表をし、それについて思った事や意見などを他のスタッフが発表しております。
他の人の意見が聞けて参考になります。その他にも、改善や整理整頓など本を参考にしながら社内の改善などを行っております。改善活動を行っている他社様の工場を見学にも行きました。私は、掃除は綺麗にする。見た目が綺麗ならいい。と思っていました。本を読み始めてから掃除のやり方・改善の方法など改めて学び直しました。
アルミニウム熱処理の勉強会も行い、お客様に喜んでいただき、お役に立てるようにこれからもスキルアップしていきたいと思います。
弊社は、1個からのアルミニウム熱処理が可能です。少量やお急ぎの熱処理などお困りな事がございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)
2023.01.25
砂焼きの温度についての動画を公開しました。
アルミニウムの熱処理の中には、「砂焼き」というものがあります。
それは、鋳造した後に製品の中に残っている中子を取り除くためです。
以前のブログでは、だいたい400℃ぐらいと説明をしてきましたが、場合によってはもっと高い温度で熱処理をしないと残ってしまいます。
また、保持時間によっても変わってきます。
それらを含めて、動画で解説をしました。
よろしくお願い致します。
2023.01.18
お急ぎの熱処理依頼について
お客様から「急ぎで熱処理をして欲しい」という、ご連絡をいただく事があります。
弊社では、アルミニウムの熱処理は炉の予定を考えて、現場の作業予定表に記載し予定表通りに作業を進めていきます。
お急ぎの熱処理依頼をお受けした際は、早出、残業などで予定を調整し対応させていだだいております。
お客様の中には、定期の量産品で1か月先までの熱処理日程をいただいて場合もございます。
また、熱処理予定日よりも前に予定数より多く製品を送っていただける場合もあり、早めに熱処理を進める事が出来て予定が立てやすくなります。
熱処理を行う対象炉が空いていれば、すぐに処理をする事が可能ですがタイミング良く空いているケースは多くありませんので、事前にご連絡をいただければ大変助かります。
納期でお困りの際には、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。



