2022.09.14
温度記録(チャート紙)について
弊社では、お客様の要望に応じてアルミ熱処理作業データを作成しております。
お客様ごとの熱処理管理シートがあり、日時・作業者・温度・時間・硬さなどを記録しています。
熱処理の温度と時間については温度記録紙に記録されます。
通常は、上・中・下の3点測定です。
熱処理終了後に炉から出す際、温度と処理時間を確認してから炉から出しています。
昇温時間がどのくらいかかったなどをチャート紙で確認する事も可能です。
お客様によってはチャート紙の原本、又はコピーも提出しております。
また、熱処理作業時に使用する、熱処理管理シートのコピーを提出することも可能です。
アルミニウムの熱処理に関するご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
2022.09.07
防災訓練を行いました。
9月1日は防災の日です。
弊社でも、ISO14001の8.2「緊急事態の準備及び対応」に基づき、毎年9月1日を防災訓練としております。
弊社での緊急事態の想定として、①火災 ②交通事故 ③油類の漏洩 ④熱処理炉の故障です。弊社で使用している熱処理炉は電気炉なので火は使用しておりません。しかし、漏電や治具の修理などで溶接作業を行うので、スタッフ全員で消火器の使い方や避難路の再確認を行いました。
弊社では近隣のお客様に毎日、6t車・4t車で納品・引取に伺っております。また、スタッフ全員、車で通勤しております。交通事故に遭わないよう、ルールを守るように再指導を行いました。
10月にISO9001・14001の定期継続審査を控えております。これからも、品質や安全を向上させ、お客様に喜んでいただけるように訓練・教育を行っていきます。
先日、工場内に「パッケージ型消火設備」を設置しました。
アルミニウム熱処理で、困っている・相談したい・見積書だけ欲しい。など、どんな事でもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2022.08.31
A1100の熱処理
先日、A1100の熱処理依頼がありました。A1100の板材で加工性を良くするために焼きなましを希望とのことでした。
A1100合金の熱処理は珍しいので今回はA1100の特徴について書きたいと思います。
A1100とは純度が99%以上のアルミニウム素材でアルミニウムの性質をほぼ受け継いでおり、比較的柔らかいものの軽量で、導電性や熱伝導性にすぐれています。
A1100には、微量の銅が添加されています、銅を添加していることでアルマイト処理をすると、表面の光沢が白っぽく、より良くなる効果があり光沢がでます。。
加工性は、表面処理性、溶接性が良いためあらゆる形状に対応できます。
ただし、比較的柔らかい素材のため切削性には不向きで、強度を求める構造物などには利用が難しくなります。
A1100の使用用途としては主に電子機器、建材、など様々な物に使用されています。
アルミの熱処理で質問など御座いましたらお気軽にご相談頂ければと思いますのでよろしくお願い致します。
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2022.08.24
アルミ熱処理製品の発送
2022年10月より、社用車を使う際、アルコール検知器使った検査をするよう義務づけられましたので、社用車の数だけアルコール検知器を用意しました。
弊社では、6トン車、4トン車、3トン車、2トン車などのトラックがありますので、近隣のお客さまのアルミ熱処理依頼については納品、引取を行っています。
その場合は、熱処理費用とは別に御見積をさせていただいています。
また、近い場合でも遠い場合でも、宅配や運送会社に手配することも可能です。
緊急の場合や休日、夜間についてはお問合せいただければと思います。
もちろん、製品の持ち込みや引取にご来社されるのは歓迎しております。重量物は弊社のスタッフがフォークリフトで積み降ろしをいたします。
アルミ熱処理だけでなく、納品や引取などに関しましてもお気軽にご相談いただければと思いますのでよろしくお願い致します。
2022.08.10
T4熱処理の動画を公開しました。
アルミニウムの熱処理では、どのような熱処理を行ったかという「質別記号」というものがあります。
その中で、T4というのは溶体化処理を行ったあとで自然時効を行います。つまり、なにも手を加えずにそのままにしておくという事です。
その熱処理についてと、納期や硬さ試験について解説しました。





