2022.04.06
子ども安全協力の家
先日、弊社のある千代田町で行っている「子ども安全協力の家」に弊社も協力させていただくことになり、弊社入り口の駐車場にハタを掲げました。
町中などでよく見かけていたのですが、どのような事を行っているのかなどは知りませんでした。
「子ども安全協力の家」とは、登下校中の児童・生徒が不審者に遭遇するなど身の危険を感じた時や急病などのために助けを求めたい時などに保護やお世話をしてもらえる場所です。
「知らない人に追いかけられた。」「トイレを貸してほしい。」
「お水を飲ませてほしい。」「急な雷などで危険を感じた。」などです。
子供は、もちろんですが困った人はどなたでも利用できます。私も小学生の時、下校途中にある会社様でお水を飲ませていただいた事を思い出しました。
アルミニウム熱処理の品質向上や社内の環境整備の継続はもちろんですが、地域活動にも積極的に取組んでいきたいと思います。
アルミニウム熱処理について何かございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2022.03.30
A5052の熱処理
先日、お問い合わせで、「A5052をT6処理できますか?」と、質問がありました。
残念ながらA5052は強度を増すことはでいないのです。
元々500系は展伸材の中の「非熱処理型合金」と呼ばれ、T6処理などの強度を増す処理を行っても、強度を増すことはありません。
5000系の熱処理を行うとすれば、強度を増すのではなく逆に柔らかくし、加工しやすくするための焼鈍処理などを行います。
その他、弊社でよく依頼される処理は、ほとんどがアニ-ル処理になります。このアニ-ル処理とは、
経年変化を防ぐための安定化処理で、歪取りなどともよく言われており処理をしても硬さの低下はありません。
アルミニウム全般的について何かご質問などございましたらお気軽にご連絡いただけると幸いです。
2022.03.23
熱処理用の治具
弊社のアルミニウムの熱処理設備は、バッチ式と呼ばれるもので、一回ごとに製品をまとめて熱処理をする方法です。
バッチ式の熱処理炉の場合には、バスケットと呼ばれる網カゴに製品をいれて、それごと熱処理炉に入れて加熱します。
熱処理用バスケットの材質は、鉄製かステンレス製になりますが、加熱と冷却を繰り返しているため、変形したり溶接が取れてきたりします。
そのため弊社ではバスケットにもよりますが、だいたい二ヶ月に一回は点検をして補修をしています。
安全性の面から使用頻度の多い治具ほど点検の周期を短く設定しています。
それらの作業結果を「治具関連定期保守台帳」に記録として残し、点検周期の見直しなどにも役立てています。
バスケットや治具は製品の形状や、温度分布を考えて自社で制作をしていて、補修も社内で行っています。
大小様々なバスケットや治具がありますので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2022.03.16
工場の外観の紹介動画を作成しました。
弊社のアルミ熱処理工場の外観を紹介する動画を作成しました。
よろしくお願い致します。
2022.03.09
測定機器について
アルミニウムの熱処理において、測定機器は、温度管理・時間管理・硬さ測定・矯正作業における寸法の測定があります。
温度管理は、炉内温度を測定する熱電対、温度計によっておこなわれ記録計に記録されます。
正確に温度が測定され、それによって設定温度に保持されるようにコントロールされる必要があり、その記録にも正確さが要求されます。
硬さ測定についても、測定機器が正確でなければ、製品の合否判定が間違った結果になってしまいます。
それぞれ、決まった周期で点検・調整・校正がおこなわれます。
硬さ試験については、週次点検で確認をおこなっています。
毎週行う硬さ試験機の点検方法は、標準試験片と呼ばれる基準片を測定して機械の表示が正しいかどうかの判断をします。
定期的に測定機器をチェックすることで、精度の高い熱処理を行うことが出来ると考えております。
アルミニウム熱処理について、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせいただれば幸いです。


