2022.03.02
「ぐんま商工連」に掲載されました。
昨年、5S活動を行っている㈱鐵拳様に視察に伺った時の事が群馬県商工会連合会様が発行している「ぐんま商工連」に掲載されました。掲載されると思っていなかったので記事を見てびっくりしました。
弊社が本格的に5S活動を始めて約5年になります。「5S」という言葉は知っていましたが、掃除をして綺麗にする事だろうな。と簡単に思っていました。お恥ずかしいのですが、それまで弊社は使用していない治具や鋼材など「いつかまた使うだろう」と多くの物が工場内や外に置いてありました。机の上に書類や物が出しっぱなしでも「誰かが片付けるだろう」とそのままでした。掃除も帰る前に工場内を掃き掃除をするくらいでした。
5S活動を始めたキッカケは、ISO14001を取得するにあたってコンサルタントの先生をお願いした事でした。多くの物・多くの場所を指摘されました。そして、もう一つ、社長の一言でした。「掃除をして綺麗にしていれば会社が良くなる。って本で読んだんだけど本当かわからないけど全員でやってみよう!」でした。それから、ただ掃き掃除などをして綺麗にする。から「いつか使うかも。もったいない」を止め、使わないなら捨てる。を徹底し、多くの物を捨てました。今では、5S活動に関する改善提案が多く出されるようになりました。
昨日も引取りに来社されたお客様に「いつ来ても綺麗に片付いていますね!」とお褒めの言葉をいただき、嬉しかったです。綺麗になって良かった。で終わらせず、使いやすく・作業しやすく・安全第一にこれからも全員で5S活動に取組んでいきたいと思います。
アルミニウム熱処理や矯正作業など、お困りな事がございましたらいつでもご連絡を頂ければ幸いです。今後とも宜しくお願い致します。
2022.02.23
弊社の最小炉と専用治具について
弊社の熱処理をするための炉の中で、一番小さい炉と専用治具について説明いたします。
弊社の熱処理炉はバッチ式と言われているもので、使用する治具は、鉄やステンレスでできています。
弊社では、これをバスケットと呼んでいます。
炉の大きさ形など数種類の炉がありますが、その中で最も小型の物が小型丸炉です、形は円錐形になります。
この円錐形の炉に製品を入れるための治具のバスケットも円錐形です。
バスケットは2段構造になっていて1段のサイズは高さ約630㎜で円の直径約750㎜(外形)になります。
大きさをイメージするために比較対象としてA4サイズのコピー用紙を入れた写真を見て下さい。
A4ですと縦約300㎜×横約210㎜くらいです
横に並べると4枚入れられます、因みにコピー用紙を縦にすると高さが2枚分の高さになります。
この小型丸炉ではT6、T5、アニ-ル処理などできますので、試作品や小さい製品などの熱処理に使用します。
熱処理費用も大型丸炉に比べて約半額程でできますので1個だけでもご依頼がありましたら、お受けいたします。
「こんな少しでもいいのかな?」と思いましたらアルミエースへお任せくださいませ。
2022.02.16
アルミ熱処理の納期や打ち合わせ
弊社では土曜日、日曜日、祝日も出荷や熱処理が可能となっております。
最近では短納期をご希望されるお客様も多く、アルミ熱処理のT5処理は当日、T6処理は翌日出荷する事も可能です。
あらかじめ希望日時や入荷の予定をお聞きしますが、2~3日前に言っていただければ予定を確保する事も可能です。
炉の予定がすでに入ってしまっているとご希望に添えない事もあるかもしれませんが、できるかぎり要望にお応えするようにいたします。
また、最近お問い合わせが多いのが工場見学や、作業見学についてです。
弊社ではいつでも見学可能ですが、遠方からのお客様のために、動画などに撮ってお見せすることも可能です。
ZOOMを使っての打ち合わせも可能ですので、何か疑問等ございましたらお気軽にお問合せいただければと思います。
よろしくお願い致します。
2022.02.09
アルミニウム以外の熱処理について
弊社ではアルミニウムの熱処理を専門におこなっておりますが、アルミニウム以外の熱処理のご依頼を受けることがあります。
弊社の電気炉設備は、だいたい550℃位まで温度を上げて保持することが出来ますので、その条件に合う素材であれば熱処理は可能です。
例として、コンクリート、ビニール、ガラス等の熱処理のご依頼もお受けいたしました。
製品の加熱試験として使用されたり、お客様の設備が点検、修理中の為炉を使用させて欲しいなどのご依頼もあります。
電気炉の中に、どのように製品を並べるかの相談をさせていただき、実体試験を行うかどうかなどについて事前に打ち合わせをさせていただいております。
また、お客様が来社され製品を熱処理治具にセットする作業に立ち会われたりすることもあります。
アルミニウムに関しても特殊な配合の合金の熱処理をすることもあります。
その場合には、指定の温度と保持時間があればご依頼通りに熱処理を行います。
素材に熱を加える、という要望がありましたらお気軽にご連絡を頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2022.01.26
ADC12のアニール
みなさんこんにちは、先日ニュースでアルミニウムが、世界的に高騰していると言っていました。
一般家庭でもアルミホイルや、鍋など生活必需品なども値上がりするようです。
工業製品なども世界的にEV(電気自動車)化への流れにあり、EV車は重いバッテリーを積んでいるため
車体を軽くするためにアルミを使う動きがあり、アルミの需要がたくさんあるために奪い合い価格が高騰しているの一因でもあるようです。
そんな事もあり、最近はアルミニウム製品の需要も増えています。
最近ではADC12の素材で出来ている製品などのお問い合せが数件ありました。
アニール処理とは「歪取り」、「安定化処理」、「応力除去」、と言われているものです。
200℃以上の環境で使用する場合変形して狂うことがあるために事前に熱処理を行います。
切削加工などを行う場合は加工前に応力除去をすることがよろしいようです。
アニール処理には硬さを低下させない単なる応力除去と、
硬さを低下させる「焼鈍」などと言われるアニール処理もございます。
弊社で、お客様から依頼をいただいた時には、指定の温度があるかどうかをお聞きして、
もし無いようでしたら使用目的をお聞きして最適な温度で熱処理を行っております。



