2021.07.14
昇温時間についての動画をアップしました。
アルミニウムの熱処理における、昇温時間についての動画を作成いたしました。
よろしくお願いいたします。
2021.07.07
工場見学について
弊社のアルミニウムの熱処理の工場は、いつでもご見学可能です。
また、熱処理や矯正作業をするときに立ち会いをすることも出来ます。
製品の炉の入れ方、出し方や治具への詰め方、硬さ測定の工程なども工場内で見ることが出来ますので、ご希望がございましたらいつでもご連絡をいただければと思います。
お客様の自社製品だけでなく、他社の製品についても見ることが出来ます。
一部、秘密保持契約等をしているお客様の製品につきましてはシートを掛けたり、熱処理条件を見えないにしているものがありますが他の製品はご覧頂いて大丈夫です。
写真や動画撮影につきましては、他社の製品は撮影されないようお願いをさせていただいておりますが、弊社の設備に関しては撮影可能です。
その他、何かご希望などがございましたらいつでもご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2021.06.30
第二工場のフォークリフトを新しくしました。
第一工場に続き、第二工場のフォークリフトを新しくしました。先週、納車されました。第一工場に2台・第二工場に1台フォークリフトを所有しております。
第二工場には、弊社で一番小さな小丸炉3台と角型炉3台があります。角型炉をしようしてT5処理を行っております。1度にアミパレ4パレを処理する事が可能です。第二工場で扱っている製品は、板パレやアミパレがほとんどの為、トラックの積み下ろしや製品の移動や炉内の出し入れなどフォークリフトを使用しております。
今までのフォークリフトは、ハンドルの右側に前進後進のレバーがついていましたが、新しくなったフォークリフトは、ハンドルの左側に前進後進のレバーがついているので、今までの癖で右側のウィンカーレバを操作してしまう事があります。今までのフォークリフトは、あちこちキズがついていましたが、あまり故障もなく動いてくれたので感謝しております。
アルミエース熱処理につきまして何かございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
2021.06.23
熱処理の温度設定の基準について
アルミニウムの熱処理に関して、材質ごとに推奨温度条件というものがあります。
一般的に入手できる資料では、たとえばA6061のT6処理は515~550℃と書かれていたりします。
これは、この温度の範囲であれば目的の硬さが得られるという温度になります。
また、時効硬化処理については170~180℃となっています。
熱処理をするときには交差も考えますので、温度設定としては175℃が良いのですが、実際には180℃に設定することが多くあります。
180℃で設定した場合に、実際の炉の中に入れている製品は170~180℃ぐらいになる感じです。
また、おそらく最初はアメリカの規格が日本に来たと思われます。
その規格で見るとA6061は529℃になっています。これは華氏(°F)で985°Fを換算したものです。
元々の規格には温度の巾は無く、1点で規格が定まっていたようです。
そう考えると、交差を考えても530℃あたりの温度設定にしても良さそうです。ただ、アルミニウム合金としては製品自体が柔らかくなってくる温度ですので変形の可能性があるため、温度の上昇には気をつける温度域になります。
ちなみに、時効硬化処理は350°Fで。177℃になります。日本の規格の170~180℃という範囲にも合っています。
アルミニウムの熱処理の文献は意外に少ないので、実際の経験によることも多くありますが、基本的にはこのような文献等も参考にしています。
アルミ熱処理についてのご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
2021.06.16
硬さ測定についての動画を公開しました。
アルミニウムの熱処理を行った後の検査では、決められた温度と時間で熱処理されているかの確認をしますが、実際に製品の硬さを測定して実測値でも合否判定を行います。
硬さ測定は、アルミニウム合金の場合にはロックウェル式とブリネル式が一般的です。
それらについて、少しですが解説をしてみました。



