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テストピースを使用して温度測定

2024.04.03
テストピースを使用して温度測定

アルミニウムの熱処理では、炉内の製品の温度測定を行う事があります。

通常は、製品に穴を開けて温度センサーを取り付けて行う事が多いですが、製品がとても小さかったり、薄い等、製品を使用して温度測定が出来ない場合があります。

その時に、同じ材質であれば問題はないのですが、同じ材質を用意出来なかった場合には、違う材質のアルミニウム片をテストピースとして使用することがあります。

単純に炉内の実体温度を測定するだけであれば、アルミニウム合金でしたら、材質の違いによる変化はほとんどありません。

量産前の試作品など、温度測定の結果と硬さの関係を知る目的の場合には、テストピースと製品の材質は同じである必要があります。

製品に穴を開けて温度センサーを取り付け温度測定を行うことは、熱処理のデータとしては大変参考になります。

アルミニウム熱処理の試験、ご質問等いつでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

 

2024.03.27
社内の紹介動画について

いつも色々とありがとうございます。

新規のお客様が監査をされることがあり、そのときにアルミニウム熱処理の独特のやり方があって説明が大変なときがあります。

それなので、事前に社内で行っていることを動画で解説しようと思います。

また、弊社はお客様の「困った!」という事を解決するお手伝いも大歓迎ですので、過去の解決事例なども紹介していこうと思います。

更新頻度は決まっていませんが、お楽しみいただければ幸いです。

動画の内容や、アルミニウムの熱処理に関するご質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

 

 

2024.03.20
焼鈍処理について

焼鈍処理は「焼きなまし」とも言われております。材質にもよりますが、345~415℃くらいの温度で熱処理を行います。通常、熱処理をする事で硬さが柔らかくなります。その他、応力除去もされます。応力除去もされ、加工前に製品を柔らかくするなどの目的で熱処理を行います。

以前、熱処理をさせていただいたお客様が紹介してくださった新規のお客様から焼鈍処理にお問合せをいただき、先日、熱処理をさせていただきました。

そのお客様は、大物の板を焼鈍処理してくれる所を探していたそうで以前、同じような大物の板の焼鈍処理を行ったお客様が弊社の事をご紹介してくださったそうです。とても有難く感謝しております。

今回のお客様の製品は大物の板2種類だったので大型炉で熱処理を行いました。板厚がとても薄く、熱処理時に反ってしまう場合がある為、鉄板と鉄板で製品を挟みました。今までにも、様々な大きさの製品を同じようなやり方で熱処理を行ってきました。

焼鈍処理を行い、その後、お客様で加工していただいてから弊社で強度アップの為のT4・T6処理を行う事も可能ですので、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

 

2024.03.06
アルミ熱処理製品の運搬について

弊社では、アルミニウムの熱処理をご依頼いただいた製品を自社トラックで引き取りや、お客様のもとへ納品をする場合と、運送会社やお客様が、直接持ち込みしていただく場合がございます。

もしその場合、トラックで製品をお持ちいただくときは、弊社のスタッフがフォークリフトにて製品の積み下ろしを行います。

特殊な載せ方や、ご自身で作業を行いたい場合には、フォークリフトを使っていただくことも可能です。

雨や雪が、降っている時などには製品が濡れないようにシートやビニールをかけるお手伝いなどをさせていただきます。

早朝や夜間の場合には、事前にご連絡いただければ対応いたします。

フォークリフトでの積み下ろしよりも平ボディートラックなどで、大きめの製品をクレーンで積み下ろしする方が適している場合には、工場の中までトラックを入れていただき、そこで作業をすることができます。

また、弊社の自社トラックは軽トラ、2t、4t、6t車がありますので、色々な形や大きさの製品をお運びすることが可能です。

アルミニウムの熱処理のご質問はいつでも受けておりますので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。

宜しくお願い致します。

記事作成(丸山)

 

2024.02.28
矯正作業について

アルミニウムの熱処理で矯正作業が必要な製品があります。ここ数日、矯正作業が続いています。

矯正とは、熱処理を行った際に発生する変形や鋳造した時の反りを修正し正常な寸法に戻す事です。

歪取り・くるい取りなどと呼ばれる事もあります。

熱処理による変形や歪みは、溶体化処理の水冷時に発生する事が多いので水冷後に矯正を行います。

溶体化処理後は、硬さがまだ柔らかめなので、そのタイミングで矯正作業を行うとスムーズに出来ます。

やり方は、定盤の上で、製品のガタツキや捻じれ等などを確認しながら、ハンマーや油圧機器で正常な寸法に直していきます。

弊社では、水冷後4時間以内に矯正作業を終わらせるように作業予定を立てております。

それ以上に時間が経過すると、製品の硬さが増して修正がやりにくくなったり、割れてしまう事があるためです。

小さな製品から、大きな製品まで、矯正作業をさせていただいておりますので、ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)