TEL : 0276-86-6475
FAX : 0276-86-6583
群馬県邑楽郡
千代田町大字赤岩3296-1

アルミ熱処理の硬さ測定数について

2015.05.27
アルミ熱処理の硬さ測定数について

アルミニウムの熱処理を行った結果の合否判定の基準のひとつに、硬さの規格があります。

通常は、測定値が基準の範囲に入っているかどうかで判断します。

この硬さを測定する製品ですが、ランダムに数個取り出す場合や、決まった場所から1個だけ取り出して測定をする方法など、色々とあります。

標準的な方法はありますが、それぞれの製品に合ったやり方を行うことも多くあります。

テスト的に熱処理を行い、製品に直接温度センサー(熱電対:ねつでんつい)を取り付けて炉の内部の温度の状態を確認し、最も温度条件の悪い場所から抜き出して、その製品の硬さが規格以上であれば合格というやり方も行っています。

抜き取りの数量についてのご相談を受けることもありますが、炉の中の製品が必ず規格に入る温度条件で熱処理を行いますので、基本的には温度の記録紙を確認して指定された温度条件で熱処理されたものであれば合格になっているはずです。

ただ、例えば製品の成分の配合比率が変わっていたりとか、何か予想されない事態が起こることもありますので、最低でも1個は硬さを測定して確認をされた方が確実です。

さらに言えば、2個以上を測定すれば測定器の誤差などの心配もなくなります。

初期ロットなどはもっと測定数を増やすことも多いですが、量産が始まったときには最低数量を考慮して行うのがコストの面からは良いと思います。

硬さの測定数については、弊社で提案をすることもありますが、お客様のご要望を第一にしております。

ご相談等はいつでも承っておりますので、よろしくお願いいたします。

2015.05.20
アルミ熱処理における変色について

アルミニウムの熱処理をした場合、その前後で色が変わる場合と変わらない場合があります。

また、変わる場合にも変化が大きいときと小さいときがあります。

通常は、「熱処理後は色の変化はしない。」とか「色の変化で熱処理が行われたかどうかは判断しない。」という管理方法を取っていますので、熱処理工程における色の変化は特に問題にはしておりません。

ただし、通常よりも明らかに色が濃くなっている、薄くなっているなどの変化に対しては客先に連絡をして識別をして出荷するようにしております。

通常、T5処理の場合には色はほとんど変わらない場合が多くあります。表面に油などが付着していると、それが焼けて黒っぽく変色する場合もありますが、通常の製品ですと熱処理を行ったかどうかの判別が難しい状態です。

また、ボンデ処理を行った製品などは、熱処理後は見た目は明らかに変わったりします。

砂型鋳物や鍛造品など、色々なアルミニウム製品の熱処理を行っていますが、表面の色の変化はそれぞれ違います。加工工程などによって変化があります。

ただ、同じ製品の場合には、だいたい変色の加減はいつも同じになります。

変色を抑えたい、あるいは無くしたいというご要望があるときには、色々と条件を変えてトライすることもあります。

原因は色々とありますので、場合によってはあまり変わらないこともあります。

現在、アルミニウムの熱処理工程で変色等でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談をいただければと思います。

変色以外の件も、お問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

2015.05.13
アルミのアニール処理について

「アニール処理」という言葉は、英語ではannealという動詞で、日本語に訳すと「焼鈍する、焼きなましをする、除冷する、鍛える、焼き戻す」などの意味があります。

アニーリングは、annealingという現在分詞形で「焼鈍、焼きなまし」などの意味になりますが、日本では「アニール」も「アニーリング」も名詞として使われているようです。

「焼鈍」は、通常は熱処理をすることで歪みを除去すると共に柔らかくなります。

しかし、単純に「応力除去」だけを目的として硬さの低下を望まない場合もあります。熱処理の質別で言えばT5になります。焼きなましはO(アルファベットのO)です。

図面に「アニール処理」とだけ書かれている場合には、熱処理の目的をお聞きすることがありますが、通常は製品の図面に書かれているときには「歪み取り」だけを目的としていることが多くあります。

機械部品などを柔らかくすることはほとんどありません。

また、「アニール処理」という表記と共に指定の温度条件がある場合には、その温度条件で熱処理を行いますので、特に目的はハッキリさせなくても大丈夫です。

アルミニウムの熱処理の用語についてはハッキリとしているようでしていないところもありますが、目的の機械的性質の実現のための熱処理条件については、だいたい規格が決まっています。

アルミ熱処理に関するお問い合わせ等は、いつでもお受けしておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。