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専用治具の設計・製作について

2020.01.29
専用治具の設計・製作について

弊社では、お客様からお預かりさせていただいたアルミ製品は、熱処理用治具に入れてから熱処理炉にセットします。

熱処理用の治具は色々な種類がありますが、円筒形の治具を使用する事が多いです。

また、製品の形状によっては既存の治具では数があまり入らなかったり、変形する可能性がある場合があります。

そのようなときには、製品の形状にあわせて治具の設計・製作をしております。

小さい製品などを熱処理する際には、いくつも積み重ねが出来るようにしたり、アングルの上に製品を載せるだけのシンプルな形状まで様々ですが、それにより1回の処理数を増やしたり変形を防止することができます。

製品によっては、事前にテストを行い変形や温度分布を確認した後に治具を製作する事もあります。

色々な条件を考えながら、最適な熱処理を行う為お客様と相談しながら進めていきます。

アルミ熱処理についてのご質問等がありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

2020.01.22
矯正作業について

アルミニウムの熱処理は、形状や材質によって変形する場合があります。その変形の修正や鋳造時のソリなどを修正することを「矯正」と言います。「歪み取り」や「くるい取り」とも呼ばれることもあります。

T6熱処理の場合は、溶体化処理の水冷後にハンマーや油圧の機械を使用して矯正作業を行います。弊社では、水冷後4時間以内に矯正作業を終わらせるようにしています。それ以上、時間が経ってしまうと硬さが増して矯正がやりにくくなってしまったり、製品が割れてしまうこともあります。そのため、矯正作業は迅速に行っています。先日、「T5熱処理済の材料で製品を加工したら変形してしまって困っている。直してもらうことは可能ですか。」とお問合せをいただきました。その製品は、複雑な形状でしたが小さなハンマーを使用し矯正作業を行い、変形を直すことが出来ました。今回の場合は、矯正作業のみでした。

弊社の油圧の機械は自社制で大物の製品の矯正も可能です。また、他社様で熱処理を行って変形していまった製品や熱処理のない製品の矯正も可能です。

変形などでお困りの事がございましたらいつでもご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

 

2020.01.15
T7処理について

アルミニウムの熱処理は、「質別」という名称で「どのような熱処理を行ったか」という区分があります。

T1からT10までの質別記号があり、有名なのはT6で溶体化処理を指すものです。厳密には「溶体化処理後、人工時効硬化処理したもの」という定義になっています。

その中で、今回はT7について解説します。

T7は「溶体化処理後、安定化処理したもの」という定義になっています。

説明としては、

「強度をある程度犠牲にして、特別の性質を調整するために、最大強さを得る人工時効硬化処理条件を超えて過時効処理したもの」

となっています。

実際に行う熱処理は、溶体化処理後、つまり約500℃ぐらいから水の中に入れて急冷した後に、約200℃ぐらいでもう1度熱処理を行いますが、その時間を通常よりも保持するような熱処理になります。

約200℃ぐらいでの熱処理を「人工時効硬化処理」と呼びますが、アルミ合金ごとに決まった保持時間があります。その保持時間を超えても炉の中で熱を加え続けますと、「過時効」となって強度が下がります。

そして、その時間を調整して目的の状態になった頃に炉から取り出すのがT7と呼ばれる熱処理です。

人工時効硬化処理に関しては、「時効曲線」と呼ばれるグラフがあり、炉の中に長く入れておくと硬さのピークを過ぎて柔らかくなっていきます。

上記の説明の通り、「強度を犠牲にして」「最大強さの条件を超えて」という部分の説明がそれに該当します。

T7を行う時に、熱処理条件が決まっていないときには2~3時間の延長を行いますが、事前に打ち合わせをしたりテストを行いながら条件を見つけていくことになると思います。

そのようなご相談にも応じておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

2020.01.08
新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

昨年中は、いろいろと大変お世話になりました。

昨年の12月は、ISO9001の定期審査、ISO14001の取得審査が行われました。

弊社では、ISO関連の書類を出来る限り簡略化することを心がけているのと、作業者が理解しやすい形式になっております。

特に現場作業ではパッと見てすぐに内容が理解できることが重要と考えおります。

そのため、写真や図などを使用し、なるべく文字を少なくするなどの工夫も大切です。

本年もお客様に満足していただけるよう、高品質はもちろんのこと、短納期などで皆様のお役にたてるように、社員全員で更なるスキルアップを目指しながらアルミニウムの熱処理をおこなってまいります。

よろしくお願いいたします。