2019.04.24
熱処理の提出データについての動画を投稿しました
弊社における熱処理の提出データについての動画を投稿しました。
基本的には、
日付・品名・温度条件
についてのデータを提出させていただいております。
お客様によっては硬さ測定の結果をお出しさせていただいたり
熱処理のチャート紙のコピーを提出させていただいております。
お客様のご希望に沿った対応をさせていただきたいと考えていますので
お気軽にご相談いただけますと幸いです。
2019.04.17
アニール処理について
アルミニウムの熱処理で、アニール処理の依頼をされるお客様がけっこういらっしゃいます。
また、製品図面にアニール処理と記載があるということで、それについてのお問い合わせも多くあります。
アルミ熱処理の場合には、アニール処理と図面に記載されている場合には焼鈍処理の事か、あるいはT5の熱処理のどちらかという場合がほとんどです。
焼鈍処理は、硬さが柔らかくなり、矯正作業や機械加工前に製品を柔らかくする目的などでおこないます。
T5処理の主な目的は歪取りや応力除去で硬さに変化はありません。
アルミニウム製品の場合、図面にアニール処理と記載がある場合にはT5処理を指す事が多いですが、お客様には事前に確認させていただいております。
熱処理の目的がハッキリしている場合には、材質の応じた温度条件などをご提案することも可能ですので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2019.04.10
ゴールデンウィークの営業日について
ゴールデンウィークの営業日についてお知らせいたします。
弊社のお休み予定は、5/3(金)~5/6(月)になります。4/29(月)~5/2(木)は営業の予定になっておりますが、お取引をさせていただいておりますお客様方から10連休のご連絡をいただいておりますので仕事量によっては、早上がりやお休みになる場合もございます。
アルミニウムの熱処理でお急ぎのご依頼など早めにご連絡をいただければ対応させていただきます。また、休み期間中の熱処理や納品・引取につきましても、ご要望などございましたらお気軽にご連絡をいただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
2019.04.03
焼きなましの保持時間について
アルミニウム熱処理は、合金の硬さを硬くしたり柔らかくしたりすることが出来ます。
硬くする場合には、例えば3000系、5000系などは溶体化処理を行っても強度が増すことがないので行いません。
硬さを柔らかくするときには、例えば6000系のアルミ合金の場合には415℃で1~3時間ほど保持をしすれば大丈夫です。
規格では熱処理されたものは1時間の保持となっています。また、冷却速度については260℃までは毎時30℃以下の速度で行うことが望ましいと言われています。
実際に熱処理を行う場合は、炉の中の温度センサー(熱電対)で炉内の空気の温度(雰囲気温度)を測定しています。
そのため、実際の品物の温度とは差が出ているので、保持時間をもっと長めにします。
たとえば、炉の中の温度が415℃になっても品物の温度はまだ300℃ぐらいだったりします。
そのような理由で、保持時間は2~5時間程度になることがあります。製品が大きいほど長めの保持時間になります。
保持時間が長い分には問題がないので、なるべく余裕をみて温度設定をします。
ただ、あまり長く熱処理をしても経費がよけいにかかってしまいますので、それらを考慮しながら熱処理を行っています。
アルミ熱処理について不明な点などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただけますと幸いです。