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アルミ熱処理をご検討のお客様へ

2024.07.24
アルミ熱処理をご検討のお客様へ

最近、アルミニウムの熱処理に関するお問い合わせ、ご依頼が増えております。とても感謝しています。ありがとうございます。

たとえば、「図面にT6と書いてあったので教えて欲しい」、「焼鈍の納期が早い会社を探している」などです。

アルミニウムの熱処理は、「硬くする」「軟らかくする」という事と「歪みを取る」という種類があります。

「歪みを取る」というのは内部の組織を加熱することで取り除く「安定化処理」と言われるものと、製品をハンマーで叩いて矯正するという2つの事を指します。内容的には全然違うのですが、呼び方は同じです。

「アルミ熱処理のことがよくわからないので教えてほしい」というお問い合わせもいただきます。大きな会社の担当者の方から個人の携帯電話でかかってくることもあります。

弊社に注文を出す前提でなくても大丈夫ですので、熱処理で何か困っていることがあったり、確認したいことなどがあればお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

また、アルミ熱処理について何もわからないという場合でも、安心してお問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

2024.07.17
雨の多い季節

関東は梅雨のシーズンに入っております。

アルミニウムの熱処理で、お客様よりお預かりした大切な製品を雨に濡れないように気をつけて作業しております。

配送の際のトラックの積み下ろしの時には、通常のパレットや網パレットでしたら大きなビニール袋(ガゼット袋とよばれるもの)をかぶせております。

かぶせるだけですと、風により下の部分がめくれてしまうので、場合によっては下の部分でしばるか、ラップを巻いてめくれないようにしております。

また、晴れている日はトラックから下した製品を屋外に一時置きしておりますが、曇りや雨の日はビニール袋がかぶせてあっても仮置きせず倉庫内にしまいます。

アルミ製品は、雨に濡れると腐食して白く粉をふいたり、黒く変色してしまいます。

第二工場での積み下ろしは、大型のウイング車も工場内に入る事ができますので雨の日はとても楽に作業が出来ます。

配送に関しては、自社便だけではなく、運送業者へ依頼する事も多くありますが、その際も気をつける点は同様になります。

アルミニウム熱処理などで、気になる事などございましたらいつでもご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2024.07.10
アルミニウム合金について

アルミニウム合金は、「熱処理合金」と「非熱処理合金」に区別されて呼ばれる事があります。

「熱処理合金」は、2000系・6000系・7000系。

「非熱処理合金」は、1000系・3000系・4000系・5000系です。

熱処理合金は、T6熱処理をする事により強度を増す事が可能ですが、非熱処理合金はT4熱処理やT6熱処理などを行っても強度を増す事が出来ません。

ただし、全ての熱処理が出来ないわけではありません。「焼きなまし(焼鈍処理)」については、どの合金でも可能です。

お問合せをいただく中にも「A5052材のT6熱処理は可能か。」と相談される事があります。熱処理する事は可能ですが、非熱処理合金の為、硬さは増しません。とご説明をさせていただき、それでも「試験的にやってみたい。」と言われるお客様もいらっしゃいます。

弊社は、スタッフ全員、「無理。出来ない。」を言わず、「やってみないとわからないけど、何でもやってみよう!」という気持ちでお客様からのご要望は出来るだけお答えしたいと思っております。

他社様でお断りされてしまった熱処理やアルミニウム熱処理についてのご相談などがございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

2024.07.03
現場で使っているツールの紹介動画を作成しました。

アルミニウムの熱処理の現場で使っているツールのひとつに、iPadがあります。
もうだいぶ前に購入したので古い型ですが、特に高性能である必要はないので、そのまま使用しています。

主な使用用途としては、次のようなものです。

・ToDo
・メールの送受信
・基準書の確認
・製品等の写真撮影
・ZOOM等のミーティング
・YouTube動画の撮影
・グーグルカレンダーによるスケジュール管理
・データ管理

工場内では、誰でも操作できるようになっています。
特に便利なのはToDoで、点検や書類の作成などを忘れることがありません。

ToDoの確認は、毎朝の朝礼のときに行っています。何を誰が行うかの確認をします。

このブログは毎週水曜日に公開することと、記事を書いていますが、それもToDoの中に入っています。
「定期的な予定」の項目ですので、チェックすると消えますが、予定の日に出てきます。

カレンダーに入れるよりも、チャックして消えるToDoのアプリの方が使いやすいです。

動画では、ざっと紹介しているだけですが、雰囲気が伝わればと思います。

アルミニウムの熱処理についてのご質問等はいつでも受け付けていますので、お気軽にご連絡をいただければと思います。

よろしくお願い致します。

(記事作成:森)

 

 

 

2024.06.26
アルミニウム熱処理の実体温度測定について

アルミニウムの熱処理において、実際の製品の温度を測定するために、実体温度測定というものをおこなうことがあります。

測定方法としては、熱電対と呼ばれる温度センサーを製品に直接埋め込むことで、熱処理中の製品自体の温度を測定・記録します。

通常は製品に穴を空けて、温度センサーを差し込み抜けないように固定するだけですが、薄板など場合には、差し込んでも反対側に出てします為、リベット等を使用して固定しております。

大きな製品や、形状が複雑な製品では何箇所も測定することが多いです。

また、小さな製品で1回の処理数が多い場合などは、温度のバラツキを確認する為に10点ぐらいの場所(温度の上がりが早い場所・遅い場所)を選んで測定をおこないます。

測定場所・測定数については、お客様とご相談させていただき決めております。

アルミニウム熱処理について、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)