2010.05.26
実体測定の依頼
いつもお世話になっているO社より、実体測定のご依頼がありました。
ADC12のアニール処理で、0.028ミリ前後の気泡(ス)が発生するのを、温度条件を変えて0.02ミリ以下にしたいとの要望でした。
現在の熱処理温度より下げて、時間は現在と同じものと短いもの、長いもので実体測定をしてデータを出す予定です。
温度が低い場合には、長時間入れても大丈夫なはずで、品質のバラつきも無くなり安定するのですが、コストの点から考えると時間を短くする必要があり、その見極めをしていきます。
アルミニウムの熱処理は、JISの規格が基本なのですが、「品質」「納期」「コスト」などを総合的に判断して熱処理温度と処理時間を決める必要があります。
アルミ熱処理に限らず、鉄などの熱処理も同様に、量産に入ると条件変更は出来なくなりますので、最初の温度条件の見極めが大変で手間もかかります。
様々な材質・形状のアルミニウム製品の熱処理を行ってきたノウハウで、今後もお客様のお役に立てるように努力していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
2010.05.22
トラックでの納品・引き取りも承ります。
弊社では、大型・小型の自社トラックがありますので、近隣の会社であれば納品・引き取りにお伺いすることが可能です。
ウィング車を使用しておりますので、製品が雨に濡れる心配もありません。
配送につきましては、熱処理と別にお見積をいたしますので、よろしくお願いいたします。
2010.05.11
実体温度測定について
現在、炉内の雰囲気温度を実体で測定し、±5℃以内に入るような工夫を行っています。
あらかじめ熱処理方法を決めた品物につきましては、熱処理方法の変更はしませんが、測定のみは行っていき、場合によっては熱処理方法の変更についてご相談させていただきたいと考えています。
だいたいですが、±5℃を達成している品物の方が多く、場合によっては±2?3℃以内のものもあるのですが、一応確認作業を続けております。
今後も、温度分布の良い熱処理により、安定した品質を保っていきますのでよろしくお願いいたします。