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溶接をした製品のT6処理について

2021.10.21
溶接をした製品のT6処理について

A6061材などで、角材を使ったフレームのようなものや、円盤にポールを立てたような形状のものなど、溶接で仕上げてある製品の熱処理を依頼されることがあります。

A6061だけでなく、他のアルミニウム合金などでも溶接された製品は多いのですが、よくあるお問い合わせでは6000系が多いようです。

問い合わせについては、すでにT6処理をされた製品同士を溶接した場合に、溶接した箇所の強度が低下しているので再度T6処理をすると強度が増すかどうかです。

その場合には、やはりT6処理を行うことで強度が増します。

T6処理は、あまり何回も繰り返すと硬さが出なくなってきますが、3回ぐらいまでですとなんとか大丈夫です。ただ、色が黒くなっていく場合があります。

溶接をすると、その箇所はアルミが溶ける温度まで加熱されるわけで、その後に大気中で自然に冷却されますので焼鈍されたような効果が発生します。

そのため、加熱された部分の強度が弱くなった状態になります。

溶接後にT6処理を行うことで、それらの箇所の強度が復活します。

T6されていない素材を溶接した場合も同様に、溶接後にT6処理を行うことで強度が増します。

通常で販売されている棒や板などはT6処理されているものが多いので、溶接後に再びT6する事例があります。

色々なパターンもありますので、もし何か気になることなどがございましたら、お気軽にお問い合わせをしていただければと思います。

よろしくお願い致します。

2021.10.13
少量の熱処理も行なっております。

弊社では、量産品以外にも熱処理依頼があれば1個や2個ぐらいのアルミニウム製品の熱処理を行なっております。

温度条件にもよりますが、午前中にお問い合わせをいただき午後に持ち込まれて、そのままT6処理を行なって翌日に引取りに来ていただくこともあります。

弊社の熱処理炉はバッチ式と呼ばれるもので、鉄やステンレスで製作したバスケットに製品を入れて処理を行ないます。

1回の熱処理は、そのバスケットに入る量になります。

もし、数量が少ない場合には空間が大きくなり炉内の空気を温めることになるのでもったいないですが、1個でも熱処理が可能です。

また、納期が短い場合には1個だけで熱処理を行ないますが、2~3週間の余裕をいただければ同じ温度条件のアルミ製品があれば一緒に熱処理をすることができますので、コストも安く抑えられます。

アルミ熱処理に関して、ご質問等がございましたらいつでもお気軽にご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

2021.10.06
アニール処理の試作品テストについて

弊社では今、長野県上田市にある笠原工業株式会社様のアニール処理の試作品のテストを行っております。

製品は、お見せ出来ませんが、A5086材の約Φ100mmのとても薄い製品です。「加工後に歪みが出てしまう為、熱処理で歪みを直し平面度を出したい。」とご相談をいただきました。これまでに「製品を治具にのせて熱処理を行う」「弊社にある定盤で製品を挟んで熱処理を行う」など数パターンの処理方法を行いました。お客様が要求する平面度にあと一歩という結果になりましたが、治具について相談をし、笠原工業株式会社様が平面度を出した石英ガラスの治具を作成してくださいました。元々、笠原工業株式会社様はガラス製品を扱っていたそうです。900~1000℃までの耐熱出来るとの事でした。

 

 

弊社では、ガラスの治具を使用し熱処理を行うことは初めてです。そのガラスの治具に製品を挟み、その上に弊社にある定盤をのせて熱処理を行いました。結果はまだわかりませんが、とても楽しみです。

アルミニウム熱処理などで何かございましたらいつでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。宜しくお願い致します。