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ジュラルミンについて

2015.10.28
ジュラルミンについて

アルミニウムについて、腐食性などの機械的性質は、色々な元素を加えたアルミニウム合金とすることである程度は目的に合ったものにすることが可能です。

また、それに加えて熱処理などの調質をすることで強度の調整も可能です。

そして、軽量のアルミニウムに強度を求めて作られたのがジュラルミンと言われる合金です。

A2017 ジュラルミン

A2024 超ジュラルミン

A7075 超々ジュラルミン

という分類になり、A2017はT4、他の2つはT6等を行うことにより強度を調整します。

A7075に関しては、熱処理の時間が長いために納期もそれなりにかかります。

弊社の場合には、ご連絡をいただければ炉の予定を調整いたしますので、入荷時点から熱処理を開始することも可能です。

アルミニウムの熱処理や納期など、何か気になることがございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。

2015.10.22
熱処理後の製品の保管について

アルミニウムの熱処理後は、だいたいすぐに納品になります。

15年以上前は在庫を持つ企業様も多かったのですが、最近は在庫は極力減らす方針の会社が多くなっています。

在庫を多く持つと流動性の低い資産を持つのと同様になり、経営の資金を無駄にするという面もありますし、在庫を持たないという目標から加工のスピードを上げる努力をすることで生産性が増すという結果も出てきます。

そのようなこともあり、朝に熱処理が終わったものを午後に出荷ということも珍しくありません。

工場内には出荷倉庫があり、熱処理が終わった製品を置いていますが、何日もそこにある製品はあまりありません。

急ぎでは無いお客様が、近くに来た時に引き取るという場合など、状況によりますが長く置いてあるものもあります。

今のところは、製品の回転も早いので出荷倉庫がいっぱいになるということはほとんどありませんので、こちらでしばらくお預かりすることも可能になっています。

「早めに熱処理をしておきたい」というご希望がございましたら、お気軽にご相談いただけばと思います。

よろしくお願いいたします。

2015.10.14
炉内の熱風循環について

弊社のアルミニウムの熱処理炉は、炉内の空気を撹拌しています。「熱風循環」「熱風撹拌」等の呼び方がありますが、高温の炉内の空気の撹拌を行っています。

お風呂に入る時に、上の方が熱いと思ったら下の方は冷たかったということがあると思いますが、炉内も同様で、何もしていないと熱い空気が上に行き、冷たい空気は下に行くため、炉内の上下で温度差が出てきます。

ヒーターのスイッチを入れていると自然に炉内で対流は起こりますが、上下の温度差はかなりあります。

500℃の設定にしたときには、上部で500℃として、下部では200~300℃ぐらいだったりします。

それを、内部で空気を撹拌することにより、空炉で上下の温度差が3℃以内になるように炉の設計をして製作しています。

炉は自社で開発したものを使用していますので、過去の経験を活かした構造になっています。

500℃ぐらいの温度になりますと、空気の密度が低くなり(熱膨張し)、体積あたりの重さも軽くなります。

そのため、撹拌ファンも普通の扇風機のような形状ですと空気の静圧がないために炉内に製品がある状態ですとうまくいきません。

撹拌ファンの形状や回すスピードなども炉の構造上の重要な要素になります。

また、撹拌ファンを上に設置するか下にするかということもありますが、弊社はすべて上に取り付けてあります。

下の場合には、製品が落ちたり砂型鋳物の砂が落ちてきてしまうためにファンが壊れたりうまく回らなかったりすることがあります。

細かい網を張って予防することもありますが、その場合には風量が落ちてしまいます。

また、ベアリングに油をさしたり交換するなどのメンテナンスも大変です。

それらの理由から、ファンはすべて上部に設置をしております。

炉の構造は見学も出来ますので、ご要望があればご連絡をいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

2015.10.07
熱処理時の製品の置き方

アルミニウムの熱処理を行うときに、変形についてよくお問い合わせがあります。

溶体化処理の場合には、鋳物は変形がでやすくなります。鍛造品については、形状によりますが、精密な測定でわかるぐらいの変形という場合がほとんどです。

コップのような形状で厚みが薄い場合には、変形することが多くなります。

T5処理の場合も、鋳物は変形することがあります。歪取りの場合には、経年変化を先に行うという目的や応力除去ということで安定化処理とも言われますが、通常は変形することが多くあります。

熱処理を行うときの置き方ですが、板の場合には、縦置きにすると変形が少なくなると言われています。

実際、経験的にもそうなのですが、「変形しない」ということでは無いので、置き方を工夫して変形が最小限になるようにしています。

他の形状については、実際に熱処理を行ってみないとわからないことが多くあります。

コップ状の製品は、立てるのか寝かすのか、どの向きにするのか、等々を考えます。

熱処理の後に切削の工程があって多少変形しても大丈夫な場合は良いのですが、切削をしない場合には変形しない置き方を探すために事前にトライアルを行うことをオススメしています。

もし、変形だけを確認して硬さ等は問題無いのであれば、弊社の他の熱処理製品と一緒に入れることができますので費用は安く抑えられます。

また、溶体化処理後にハンマー等で叩いて変形を修正する矯正作業も行うことが可能ですので、それについても打ち合わせをさせていただければと思います。

アルミニウムの製品は、色々な材質と形状があり、それぞれに最適な熱処理方法を考える必要がありますので、何かご不明なてんなどございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。