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第二工場のフォークリフトを新しくしました。

2021.06.30
第二工場のフォークリフトを新しくしました。

第一工場に続き、第二工場のフォークリフトを新しくしました。先週、納車されました。第一工場に2台・第二工場に1台フォークリフトを所有しております。

第二工場には、弊社で一番小さな小丸炉3台と角型炉3台があります。角型炉をしようしてT5処理を行っております。1度にアミパレ4パレを処理する事が可能です。第二工場で扱っている製品は、板パレやアミパレがほとんどの為、トラックの積み下ろしや製品の移動や炉内の出し入れなどフォークリフトを使用しております。

今までのフォークリフトは、ハンドルの右側に前進後進のレバーがついていましたが、新しくなったフォークリフトは、ハンドルの左側に前進後進のレバーがついているので、今までの癖で右側のウィンカーレバを操作してしまう事があります。今までのフォークリフトは、あちこちキズがついていましたが、あまり故障もなく動いてくれたので感謝しております。

 

 

 

アルミエース熱処理につきまして何かございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

2021.06.23
熱処理の温度設定の基準について

アルミニウムの熱処理に関して、材質ごとに推奨温度条件というものがあります。

一般的に入手できる資料では、たとえばA6061のT6処理は515~550℃と書かれていたりします。

これは、この温度の範囲であれば目的の硬さが得られるという温度になります。

また、時効硬化処理については170~180℃となっています。

熱処理をするときには交差も考えますので、温度設定としては175℃が良いのですが、実際には180℃に設定することが多くあります。

180℃で設定した場合に、実際の炉の中に入れている製品は170~180℃ぐらいになる感じです。

また、おそらく最初はアメリカの規格が日本に来たと思われます。

その規格で見るとA6061は529℃になっています。これは華氏(°F)で985°Fを換算したものです。

元々の規格には温度の巾は無く、1点で規格が定まっていたようです。

そう考えると、交差を考えても530℃あたりの温度設定にしても良さそうです。ただ、アルミニウム合金としては製品自体が柔らかくなってくる温度ですので変形の可能性があるため、温度の上昇には気をつける温度域になります。

ちなみに、時効硬化処理は350°Fで。177℃になります。日本の規格の170~180℃という範囲にも合っています。

アルミニウムの熱処理の文献は意外に少ないので、実際の経験によることも多くありますが、基本的にはこのような文献等も参考にしています。

アルミ熱処理についてのご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

2021.06.16
硬さ測定についての動画を公開しました。

アルミニウムの熱処理を行った後の検査では、決められた温度と時間で熱処理されているかの確認をしますが、実際に製品の硬さを測定して実測値でも合否判定を行います。

硬さ測定は、アルミニウム合金の場合にはロックウェル式とブリネル式が一般的です。

それらについて、少しですが解説をしてみました。

 

 

 

 

2021.06.09
炉内の温度測定について

炉の内部の温度を測定するときには、温度センサー(熱電対)を炉の中に入れます。

そして、熱電対の先端部分の温度が記録されます。

アルミニウム製品の実体温度測定の場合には、アルミ製品に直接穴をあけて差し込みます。

穴の深さは、だいたい10~20mm程度で熱電対を差し込んだ後は、抜けたりしないように固定します。

測定にはデータロガーを使用して、コンパクトフラッシュカードに記録をしてその後データをパソコンに取り込みます。

データを取得する間隔は、通常は1分に1回です。

間隔を短くすることも可能ですが、その場合にはデータの量が多くなります。

T6処理でデータを取る場合には、線をつなげたままで水冷作業を行いますので作業をするスタッフが必要になります。

高温から何度で水冷されたか、製品の冷却速度はどれくらいかを確認することが可能です。

実体温度測定については、ご希望があればいつでも行うことが出来ますのでお気軽にご相談いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

2021.06.02
小丸炉のかさ上げ工事を行いました。

先日、第2工場にある小丸炉のかさ上げ工事を行いました。大雨が降ると雨水が流れ込み、小丸炉が設備してある場所に流れ込んでしまい、水没してしまう事が度々ありました。

小丸炉は、弊社で1番小さな炉になります。少量での熱処理や試作品や小さな製品を熱処理しているので使用頻度が高い炉です。

水没してしまうと電気関係がショートしてしまい小丸炉は使用出来なくなってしまいます。そこで弊社でお願いをしている知り合いの業者さんに高さ30cmの台を作っていただきました。

小丸炉をクレーンで持ち上げ、その台をスタッフと業者さんでピット内に設置し、その上に小丸炉を置き、かさ上げをしました。今までより、30cm上がりました。

 

 

 

水槽も古くなってしまったので新しくする為、今、製作中です。あとは、水漏れのテストや細かい場所の修正などです。弊社では、自分達で出来る事は出来るだけスタッフで行っております。

「1個だけ試しに熱処理してみたい。」「試作品だけテストしてほしい。」など少量や試作品などどんな事でもご相談いただければ幸いです。宜しくお願い致します。