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油圧による矯正

2014.06.26
油圧による矯正

アルミニウムの熱処理では、溶体化処理時に変形することがあり、それをハンマーなどで叩いて矯正して正しい寸法にすることがあります。

溶体化処理だけでなく、T5処理などでも行いますが、大きな製品の場合には油圧の矯正装置を使用しています。

この装置は、油圧のシリンダーの部分を購入して、後は定盤の上で作業できるように社内で設計・製作をしたものです。

大きな鋳物の変形を叩いて直すのは大変なのですが、この油圧の矯正装置を使うとスムーズに作業を行うことが可能です。

どの場所をどのくらいの力加減で押すかというのは、弊社のベテランスタッフの熟練の技になります。

アルミニウムの熱処理の場合は、お預かりした製品を炉の中に入れて過熱することがメインの仕事になりますが、矯正作業のご依頼も多くいただいております。

アルミ熱処理についてのご質問や、矯正作業についてのご質問など、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

2014.06.19
少量の熱処理テストについて

アルミニウムの製品の熱処理についてのご相談を受けますが、その中で変形などやってみなければわからないものについて、1個だけ試しにやってみたいというご相談をされることがあります。

そのような場合、弊社で行っている他の製品と温度と保持時間が同じ場合には、一緒に入れることが可能です。

お客様によっては熱処理をするときのやり方が決まっているものがありますので、その場合には一緒に入れることは出来ませんが、熱処理の方法が弊社に任されている製品と一緒であれば可能です。

一応、持ち込みか送料をご負担していただいて、硬さ測定などの検査等も不要であれば無料で熱処理をさせていただいています。

もし硬さ測定や成績表が必要な場合には、有料での熱処理となります。

また、1個だけの熱処理でも温度と時間が他のアルミ製品と異なる場合には料金は別途ご相談をさせていただいています。

1個だけで実体(実態)測定をするなどのご希望や、その他のご希望なども遠慮なくご相談していただければと思います。

また、休日や夜間の熱処理など、出来る限りご要望にお応えしていきますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

2014.06.12
アルミ熱処理用の治具管理について

アルミニウムの熱処理の設備は、弊社の場合はバッチ式と呼ばれるもので、1回ごとに製品をまとめて熱処理する方法です。

連続炉の場合にはベルトコンベアー等で製品が入り口から出口まで送られていき、場合によっては出口に水槽があって急冷されます。

バッチ式の熱処理炉の場合には、バスケットと呼ばれる網カゴにアルミ製品を入れて、それごと熱処理炉に入れて加熱しています。

熱処理用バスケットの材質は、鉄製かステンレス製になりますが、加熱や冷却を繰り返しているため、変形したり溶接が取れたりしてきます。

弊社では、バスケットにもよりますが、だいたい3カ月程度で点検をして補修をしています。

点検周期については、バスケットの治具ごとに異なっていて、傷みやすい治具は点検周期を短く設定しています。

治具が壊れているのを発見してからですと、場合によってはせっかく熱処理の準備をした製品を他のバスケットに詰め替える必要が出てきたりしますので、事前に点検しておくことで安全性が増します。

また、壊れてから直す場合には急ぎの仕事になってしまい計画が立てられませんが、点検の計画を立てて作業を行うと予定通りにスムーズに行うことができます。

そして、それらの作業結果を記録に残し、点検周期の見直しなどにも役立てています。

熱処理用のバスケットは自社で製作をしておりますので、補修等も社内で行っているため、このような管理が可能となります。

アルミ熱処理に関しての御質問等はいつでも受け付けておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

2014.06.05
硬さ測定者の認定について

弊社では、アルミニウムの熱処理の合否判定に必要な硬さ測定においては、測定の熟練者が行うことになっています。

硬さの測定自体は簡単な作業ですので、入社してすぐに体験していただいています。それは、アルミニウムの熱処理では「硬さ」というものが重要であるということを認識して作業をするためです。

ただし、それをひとりで行って合否判定をすることを任せるためには、もう少し時間がかかります。

例えば、「いつもと違う」ということを感じること、そしてそれを報告できること、測定機器の精度を保つことなどの能力が必要です。

いつも同じ結果になるものであればいいのですが、合否判定をするということは、常に不合格品の可能性を感じながら測定する必要があります。

つまり、気を抜かないということと、正確に測定をするということです。

測定結果は機械が出すので、その判断をするのはあくまでも数値が基準であって、測定したスタッフの感覚で合否を出すことは無いのですが、そのプロセスに異常があるかどうか、その測定結果が正しいかどうかなどはスタッフによって判断することがあります。

そのため、硬さを測定して合否を判断することについては社内の認定制度があり、それに合格したスタッフのみが硬さ測定の合否を判断するシステムになっています。

通常は、決められた温度と時間、水冷方法などを行っていれば硬さ測定に頼らずとも結果は推測できるのですが、2重チェックという意味や製品の出来栄えチェックという観点からも硬さ測定は熱処理で重要なプロセスのひとつとなっています。

アルミ熱処理に関してのご質問は、いつでもお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。