2013.09.05
矯正作業について
アルミ鋳物の熱処理で、途中で矯正作業を行うものがあります。
それは、溶体化処理から水冷後のタイミングで行います。
定盤の上でガタツキや寸法などを確認しながらハンマーや油圧機器で寸法を修正する作業です。
弊社では、水冷後にだいたい4時間以内で終わらせるようにしています。それ以上の時間が経過すると硬さが増してくるため、修正がやりにくくなったり割れたりすることがあります。
製品の形状によっては時間が経過しても大丈夫なものもありますが、通常は硬くなってしまいます。
そのため、作業は迅速に行なっています。
そして矯正が終わると、T6処理の製品は時効硬化処理の肯定へと移ります。
矯正作業などにつきましても、もし何かございましたら、お気軽にお問い合わせをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。