2017.12.27
矯正作業について
アルミニウムの熱処理は形状や材質によって変形する事があります。変形の度合が大きいままですと製品として使えない場合があります。その変形の修正や鋳造した時のソリなどを修正する事を「矯正」と言います。「歪み取り」や「くるい取り」とも呼ばれる事もあります。
先週、大物の板の矯正作業を行いました。今までにも作業を行なってきた製品です。今までは、溶体化処理から水冷まで終了している製品をお預かりして矯正作業を行なっていました。通常、弊社では溶体化処理の水冷後、4時間までに矯正作業を行なっております。時間が経過すると硬くなり割れてしまったり、ヒビが入ってしまう事もある為です。その為、製品が硬く、かなりの時間がかかっていました。
今回は、溶体化処理から弊社で2回行いました。その時、今までと同じ荷姿で治具にセットした時と治具ごと横置きにセットした時で、変形に変化があるかのTRYを行いました。今回は、溶体化処理の水冷後に矯正作業を行えたので、油圧機器とハンマーを使用してスムーズに作業を行うことができました。
弊社の油圧機器は大物の製品の矯正も可能ですのでお気軽にお問合せいただければ幸いです。宜しくお願いします。