2020.07.15
砂焼き処理について
弊社では、鋳物のシェルの中子を除去するための砂焼き処理もおこなっております。
砂焼きの場合は電気炉の中に砂が落ちるため、除去する作業が大変ですがご依頼をいただいております。
砂焼き処理をおこなうときには、製品の形状や砂の量によって加熱温度・保持時間が変わりますので、最初は試験を行って確認をした方が良い場合があります。
また、砂焼き後に砂の色が白くなってサラサラと落ちればいいのですが、ところどころに黒いままの砂が残っている場合には温度・保持時間の見直しが必要になります。
だいたい、480~510℃で3~5時間ぐらい温度を保持することで砂がサラサラと落ちるようです。
砂焼きで砂を落としたら、そのままT6処理を行う場合もあります。
アルミニウムに関する熱処理等のご質問等ございましたら、いつでもご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。