2024.04.03
テストピースを使用して温度測定
アルミニウムの熱処理では、炉内の製品の温度測定を行う事があります。
通常は、製品に穴を開けて温度センサーを取り付けて行う事が多いですが、製品がとても小さかったり、薄い等、製品を使用して温度測定が出来ない場合があります。
その時に、同じ材質であれば問題はないのですが、同じ材質を用意出来なかった場合には、違う材質のアルミニウム片をテストピースとして使用することがあります。
単純に炉内の実体温度を測定するだけであれば、アルミニウム合金でしたら、材質の違いによる変化はほとんどありません。
量産前の試作品など、温度測定の結果と硬さの関係を知る目的の場合には、テストピースと製品の材質は同じである必要があります。
製品に穴を開けて温度センサーを取り付け温度測定を行うことは、熱処理のデータとしては大変参考になります。
アルミニウム熱処理の試験、ご質問等いつでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)